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6歳臼歯|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

6歳臼歯は乳歯列の1番奥に生えてくる第1大臼歯で、永久歯の中で最も大きく噛む力も1番強い歯になります。6歳前後に生えてくる歯の為、このような名前がついているのですが、だいたい小学校に入る頃に生えてきます。
6歳臼歯はとても大事な役割を担う歯であると同時に、トラブルが起きやすい歯でもあります。6歳臼歯が生えてきたら虫歯にならないように注意しましょう。

 

■6歳臼歯とは?

6歳臼歯は乳歯の奥歯の後ろに生えてくる第1臼歯で、上下に生えてきます。
永久歯の中でも最初に生えてくる歯で、歯並びや上下の歯の噛み合わせの基準にもなる重要な歯になります。
また、永久歯の中では最も大きく、噛む力も1番強いので、食物を噛み砕くのに大切な歯となります。
完全に歯が生えるのには、1年から1年半ほどかかります。

 

 

■6歳臼歯が虫歯になりやすい理由とは?

6歳臼歯は重要な役割を担う大切な歯ですが、虫歯になりやすいという特徴があります。
何故虫歯になりやすいのかといいますと、6歳臼歯は乳歯の奥に生えてくることから、生えてきた事に気付きにくいという特徴があります。生え始めは手前の乳歯のほうが高くなり歯ブラシも届きにくいので、うまく汚れを落とす事が出来ません。

また、完全に歯が生えるまでに時間がかかります。歯茎の下に隠れている期間も長いので、汚れがつきやすく歯磨きもしずらく虫歯になりやすい状態です。
生えたばかりの歯質は柔らかいので、きちんと汚れが落としきれないでいると、虫歯になりやすくなります。
噛み合わせの面の溝も複雑になっている為、汚れが溜まりやすく、歯磨きがしずらくなります。
以上のような理由から非常に虫歯になりやすい歯となっているのです。

■6歳臼歯を虫歯から守るには?

まずはよく噛んで唾液を沢山出すようにします。唾液は口の中を自浄したり、歯を硬くする働きがあります。また、口の中が乾燥すれば虫歯菌が繁殖しますので、唾液を沢山出すようによく噛んで食事をしましょう。
ダラダラと間食をとらないようにして、規則正しい食生活を心がけます。
毎食後の歯磨きもしっかり行うようにします。歯ブラシは毛先を歯の面にあてて、小刻みにブラッシングします。子供が一人で完璧に歯磨きを出来ないうちは、親が仕上げ磨きをして磨き残しを防ぎます。
食後すぐに歯磨きが出来ない場合でも、うがいだけはすぐにするようにしましょう。
定期健診で早期に虫歯を発見する事も大切です。歯医者さんではフッ素塗布やシーラントで虫歯予防をしてくれます。

永久歯は一生使っていく歯になりますので、永久歯を虫歯にしてしまうと次に生えてくる歯はありません。生えてきたばかりの歯を虫歯から守るのもまた親の役目になります。
普段から仕上げ磨きなどで子供の口の中を見る機会を作り、適切な予防をして健康な歯をつくりましょう。

 

 

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態癖について|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

口から喉の部分において行う癖を口腔習癖と呼びます。口腔習癖には指しゃぶりをはじめ、様々な癖がありますが、その中でも態癖という癖があるのをご存知でしょうか。態癖は日常生活で無意識のうちに行っている癖のことです。

 

■態癖とは?

態癖には頬杖や寝癖(うつぶせ寝、横向き寝)、食いしばりや歯ぎしり、食事の時の片側噛みなどがあります。例えば、普段右を向いてテレビを見ながら食事をしていると、右側噛みになります。
特に態癖の中でも頬杖と睡眠態癖のある人は多く、態癖が長期に渡って続くことで歯列の変形や不正咬合などを引き起こします。また、顎や噛み合わせのズレが起こったり、口の中の様々な症状を引き起こすことがあります。歯や歯周組織、顎や筋肉にも影響が及び、正常に咀嚼が出来なくなる場合もあります。
更には顎や顔面が変形したり、顔が左右非対称になったりもします。、全身の姿勢を悪化させたり、全身症状を引き起こすような場合もあります。
顎関節症の原因となったり、肩こりや頭痛、体調不良の原因となる場合もあります。

態癖は針金やゴムの力で歯を動かす矯正の力よりも強い力が働いています。歯は持続的に5グラム程の力がかかれば動きます。矯正治療においてもこのような性質を利用しています。態癖ではこの力の数十倍から数百倍の力が作用しています。態癖があれば簡単に歯が動いて歯列が乱れ、噛み合わせも悪くなってしまいます。

 

 

■態癖の改善。

態癖は無意識のうちに行う癖や姿勢になりますので、意識して改善させなくてはなりません。態癖を認めた上で、生活習慣を改善していく必要があります。
食事中や寝る時の姿勢、テレビを見る時の姿勢や勉強をしている時の姿勢などを一度確認してみましょう。
矯正治療を行う場合も態癖があるとなかなか歯が動かなかったり、せっかく矯正をしても歯がまた元の位置に戻ってしまう事もあるのです。まずは、これらの生活習慣を見直して態癖を止めるようにしましょう。
態癖を改善すれば、変化した骨や歯列も徐々に正常な状態へと近づいていきます。

態癖を放置しておくと、歯並びをはじめ全身にも様々な影響を及ぼす恐れが出てきます。小さな子供の場合は、特に歯並びにもたらす影響が大きくなります。親が子供の癖を普段からよく観察してみて、癖が見つかったら癖を直すように誘導してあげましょう。
本人の自覚がないままにしている癖なので、なるべく早いうちに見つけることで全身への影響も減らすことが出来ます。

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口腔習癖について|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

口腔機能は生きる為に大切な働きをしています。例えば、呼吸や咀嚼、嚥下、発音などを行っています。
しかし、口から喉までの部分で無意識のうちに繰り返し行う癖があると、歯並びや顎の成長に影響をもたらす場合があります。この癖のことを口腔習癖と呼んでおりますが、具体的にどのような癖があるのでしょうか。

 

 

■拇指吸引癖(指しゃぶり)

指で口の中を弄ぶ行為を弄指癖(ろうしへき)というのですが、この中に拇指吸引癖、いわゆる指しゃぶりの癖があります。
指しゃぶりは乳幼児が成長過程においてもよく行う行為ですので、3歳くらいまでの間で一時的に指しゃぶりをするのはごく自然な事と考えられます。
しかし、4歳を過ぎてからも指しゃぶりを続けていると、歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。出っ歯(上顎前突)や指が存在する事で開咬にもなります。強く吸うことで上顎歯列が狭くなり、奥歯の臼歯部は交叉咬合になることもあります。
指しゃぶりだけでなく、おしゃぶりを常用していたり、タオルや毛布など物を噛む癖を長く続けることでも、歯列や顎の成長に影響を及ぼします。4歳を過ぎてもこのような癖があるようでしたら、早めに辞めさせるようにしましょう。

 

■舌突出癖(舌を前に突き出す)

上下の前歯の間に舌を挟んだり、舌を突き出したり、歯の裏側を舌で押す癖を舌突出癖と言います。この癖を放置する事によって、開咬や出っ歯、受け口(下顎前突)などの状態を招きます。
この癖を続けていると、舌の先端が少し前方に出て低い位置にあり、発音がわかりにくくなったり食べる時に音を立てるなど、日常生活にも影響が現れてきます。
このような癖が見られる場合には、口周りや舌の筋肉を鍛えるトレーニング「MFT」や矯正による治療法があります。

 

 

■吸唇癖、咬唇癖(唇を吸う癖、唇を噛む癖)

唇を弄ぶ癖を弄唇癖(ろうしんへき)といいますが、この癖には下唇を吸い込む吸唇癖と唇を噛む咬唇癖があります。下唇を吸ったり噛んだりしていると出っ歯になり、上唇を吸ったり噛んだりしていると受け口になってきます。
歯列に影響を与えやすいのは、どちらかというと咬唇癖になります。MFTや矯正での治療法があります。

 

 

■口呼吸

口呼吸をしていると、長時間口が開いた状態となります。気道を確保する為に下顎と舌の位置が常に下がり、口の筋力や顎の成長にも影響を与えるようになります。顎の幅が狭くなって前歯も出やすく、開咬や出っ歯、受け口などを引き起こします。
慢性的に鼻が詰まるアデノイドなどが口呼吸の原因となっている場合は、耳鼻咽喉科での治療が必要になります。
口呼吸を続けていると口の中も乾燥しやすくなりますので、雑菌が繁殖しやすい状態となり、虫歯にもなりやすくなります。
MFTや矯正による治療法があります。

子供に口腔習癖があるようでしたら、早めに辞めさせるように誘導しましょう。
なかなか癖が治らず、歯並びなどへの影響が気になる場合は、歯医者さんに相談してみましょう。

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歯磨き粉のポイント|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

乳歯が生えてくると、歯ブラシを使って歯を磨くようになります。歯磨きにも慣れてくると、気になるのが歯磨き粉を使い始めるタイミングです。子供の歯磨きにおいて、歯磨き粉はいつから使うのがベストなのでしょうか。
今回は子供の歯磨き粉を使い始めるタイミングや歯磨き粉選びなど、子供が初めて歯磨き粉を使う時に気になるポイントについてまとめました。

 

 

■歯磨き粉を使い始める時期。

歯磨き粉を使い始めるのに適している時期は、うがいが出来るようになってからです。1歳後半から2歳頃になると、たいていの子供は水を口から吐き出せるようになるので、うがいもこの頃には出来るようになります。
子供の状態をよく見ていて、うがいが出来るようになってきたら歯磨き粉を使うようにしましょう。

歯磨き粉を使用する目的は、汚れを落とす為の効果を上げる事や歯を強くして虫歯から歯を守る事にあります。
虫歯が出来やすい場所も奥歯の歯の溝や歯と歯の隙間になりますので、歯が生え揃っていないうちから歯磨き粉を使わなくても、食べカスさえしっかり取れていれば充分なのです。
ちなみに、歯磨きを始める時期は、下の歯2本が生え始めてきた頃が理想的です。

 

■赤ちゃんの歯磨き粉の選び方。

乳歯は柔らかく虫歯にもなりやすいので、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで虫歯予防の効果が得られます。フッ素は歯を硬くしてくれますので、虫歯予防になります。歯磨き粉を選ぶ際にフッ化ナトリウムやモノフルオロリン酸ナトリウム入りのものを選ぶと、これらの成分が歯を虫歯から守ってくれます。

また、研磨剤入りの歯磨き粉は着色汚れを落とすのに効果的ですが、赤ちゃんの歯は柔らかいので、歯の表面を傷つけてしまいます。
発泡剤入りの歯磨き粉も、口の中が泡だらけになってしまいます。泡が立つことによって、きちんと歯が磨けていなくても磨いたつもりになりやすいのです。
赤ちゃんにはジェルタイプの歯磨き粉がオススメです。ジェルタイプの歯磨き粉は誤飲しても安全なように、研磨剤や発泡剤も含まれていません。
子供用歯磨き粉の味は、イチゴやオレンジ、ブドウなど、フルーツ味のものがあります。子供が気に入りそうな味で刺激の少ない優しい歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

最初は歯磨き粉も5mmほどの量で十分です。うがいが上手く出来るようになって、歯磨きにも慣れてきたら1cmほどの量を使ってみましょう。
歯磨き粉を沢山使ったから、虫歯予防になるというわけではありません。大切なのは歯についている歯垢を落とすことです。
まずは、子供が好きな味の歯磨き粉を選ぶなど、子供が歯磨きを嫌いにならないように配慮しましょう。その上で、虫歯予防をしっかり行うようにしてください。

 

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仕上げ磨きのポイント|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

子供が小さい時は、一人で完璧に歯を綺麗に磨く事が出来ません。そこで、親が仕上げ磨きをして、歯に残った汚れを綺麗に取り除いてあげます。
ですが、何か違和感を感じると、子供は仕上げ磨きを嫌がるようになってしまいます。子供が嫌がらない仕上げ磨きの方法を覚えましょう。

 

■仕上げ磨きのポイント

①歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つように。

歯ブラシは鉛筆を持つような持ち方で持ちます。握ってしまうと余計な力が入りますので、鉛筆の持ち方で持つと、力をかけずに毛先を細かく動かせます。
しっかり磨こうとすればする程、力が入ってしまいますが、力を入れなくても毛先が当たっていれば歯は磨けます。力を入れ過ぎた状態で歯磨きをすると、歯ブラシの毛先が広がり、歯茎を傷付けてしまうこともあります。
痛みがあれば、赤ちゃんにも余計なストレスを与えてしまいますし、歯磨きが嫌いになってしまうこともあります。

キッチンスケールに歯ブラシをあてた時に100g~150g位の力を目安にして、毛先が広がらない程度の力をかけるようにします。
余計な力をかけない為には、歯ブラシを選ぶ時に握りやすい柄の歯ブラシを探しましょう。

ちなみに、歯ブラシのヘッドはコンパクトな方が子供にも負担が少なく磨きやすいので、汚れもしっかり落とせます。

 

②歯ブラシの動かし方は細かく。

歯ブラシの動かし方は、歯一本一本に歯ブラシをあてるように意識して細かく磨きます。5~10mm位の幅を小刻みに磨いていきます。
特に汚れの溜まりやすい場所は、磨き残しがあると虫歯にもなりやすいので、しっかり磨きましょう。奥歯の噛み合わせや歯と歯茎の境目、歯と歯の隙間などは特に注意が必要です。歯間にはデンタルフロスを使って、汚れを綺麗に落としましょう。
大きく歯ブラシを動かすと歯ブラシの毛先が細かい部分にあたりませんので、食べカスや汚れが残りやすくなり、虫歯の原因にもなってしまいます。

③力を入れ過ぎずに優しく。

優しい力で歯を磨くには歯の面に対して直角に毛先をあてて、小さな横磨きをします。この磨き方をすることによって力を入れなくても毛先の弾力が生かされ、きちんと歯が磨けます。
また、唇を強く押さえつけたり、歯茎や小帯に歯ブラシを引っかけてしまうと、痛みを感じます。唇は軽く引っ張って力を入れ過ぎず、優しい力で歯磨きをしましょう。

乳歯が生えてくる頃になると、歯ブラシを使って歯を磨くようになります。最初のうちは口元を触られることに慣れさせましょう。
一人で歯磨きが出来るようになるまでは、親による仕上げ磨きも欠かせません。出来れば小学校低学年くらい迄は、仕上げ磨きをするようにしましょう。

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子供の虫歯の予防|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

赤ちゃんに母乳をあげていると歯が溶ける、なんていう話を聞いた事がありますでしょうか。
子供の歯が溶けることは実際にあります。しかし、その原因が母乳だとしたら、母乳をあげるのが不安になってしまいますよね。赤ちゃんの歯が溶けるのは、本当に母乳が原因なのでしょうか。

 

■子供の歯が溶ける理由。

子供の歯が溶ける原因は、虫歯にあります。口の中にある細菌が増殖し、細菌の出す酸によって歯が溶けることで虫歯になります。
特に夜間母乳をあげていると、虫歯になりやすいと言われています。夕食後に歯磨きをせずに母乳をあげてそのままにしておくと、歯が汚れたままの状態になります。赤ちゃんは舌で乳頭を丸め込み、上顎に母乳を付けて口の中に溜めこんだまま眠ってしまう事もあります。
また、寝ている間は唾液が出る量も減ります。唾液には歯の再石灰化に必要となるミネラルが含まれておりますが、唾液が減れば再石灰化も進まないので、虫歯が増えてしまいます。
寝る前にしっかり歯を磨きましょう。もし、2歳過ぎてもまだ授乳しているようでしたら、そろそろ卒乳を考えたほうが良い時期かもしれません。

 

■母乳と虫歯の関係とは?

母乳に含まれる糖分は乳糖という糖分になります。乳糖は虫歯の元になる砂糖とは違います。むしろ、乳糖は虫歯の原因になりにくい糖分です。母乳には虫歯菌の増殖を抑える働きがあるラクトフェリンが含まれています。母乳そのものが虫歯の原因となるわけではないのです。
母乳には素晴らしい効果が沢山あるのです。例えば栄養です。母乳にはタンパク質だけでなく、乳糖、脂肪分、ビタミン類、ミネラルなど、赤ちゃんが成長するのに必要なものが沢山含まれています。母親から免疫を受け継いだリ、味覚を育てるといった働きもあります。母乳を飲んでいると離乳食への移行もスムーズに行われますし、スキンシップが図れるので精神面でも満たされます。
虫歯になるのは歯についた汚れが長時間口の中に残ったりすることが原因です。母乳自体が虫歯を引き起こすわけではありません。むしろ、母乳には素晴らしい効果が沢山ありますので、積極的に赤ちゃんに飲ませてあげるべきです。

 

■授乳期間中、子供の歯を虫歯から守るには?

授乳期間中に赤ちゃんの歯を虫歯から守る為には、毎食後に必ず口の中の汚れを綺麗に落とすことです。水やお茶を口に含ませて汚れを流した後、ガーゼなどで綺麗に拭いてあげます。
また、虫歯の原因となる砂糖は極力控えるようにしましょう。お菓子以外にも乳酸菌飲料やスポーツドリンク、ジュースにも気を付けなくてはなりません。

乳歯は柔らかいので、虫歯になると進行も早く歯が溶けてしまいます。母乳で虫歯になる事を気にするよりも、気を付けるべきは砂糖を含む飲食物です。子供の歯が溶けないよう、普段から糖分の摂取の仕方などは特に気を付けておきましょう。

 

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上唇小帯と舌小帯について|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

もしも健診を受けた時に小帯を切るように言われたら、すぐに切るのが正解なのでしょうか。
小帯には上唇小帯と舌小帯があります。それぞれの小帯の異常による影響や切除について、お話したいと思います。

 

■上唇小帯と舌小帯について。

上唇小帯は上唇と歯茎を繋ぐ、上前歯の中央にある筋です。上唇小帯が短いと上顎の成長を抑制し、歯並びに悪影響を及ぼす場合があります。上の前歯に隙間ができることもありますが、隙間に汚れが溜まりやすいと虫歯にもなりやすくなります。歯磨きの時に小帯を傷付けてしまうこともあります。

舌小帯は舌の裏にある下顎と舌を繋ぐ筋です。この筋が短いことを舌小帯短縮症と呼びます。重度の場合、咀嚼や嚥下、発音障害の原因にもなり、哺乳が上手く出来なかったり、話しづらさを感じたり、硬いものが上手く食べられないといったこともあります。このような場合は治療をする事によって改善が見込まれます。
舌小帯が短いと、下の前歯を押して受け口になったり、舌が上顎につかないことで上顎が広がらず、歯並びが悪くなったりもします。

 

■上唇小帯を切除する時期。

上唇小帯の異常によって起こる影響は、歯に汚れが溜まって虫歯になりやすかったり、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼしたり、母乳を上手く飲めないことが挙げられます。
上唇小帯は年齢と共に顎が発達して、自然に切れてしまう場合もあります。将来的な歯並びを考えるのであれば、前歯の永久歯が生えてくる7歳前後を目安に切除を考えると良いでしょう。
しかし、全ての人の歯並びが悪くなるとは限りませんので、切除をしないという判断もあります。
処置時間は10分程度で、保険適用内の治療になります。麻酔をしてから行うので、処置中の痛みはほとんどありません。

 

■舌小帯を切除する時期。

舌小帯切除の手術は正しい発音が出来るよう、5~6歳頃を目安に切除するのが理想的と考えられています。
哺乳障害がある場合は、新生児でも小帯を切除することもあります。ただし、母乳を飲み続けていると、舌小帯が伸びて支障がなくなることもあります。
切除自体は基本的にいつでも出来ますので、焦って切除しなくても、少し様子を見てから判断しても良いでしょう。
処置時間はこちらも10分程度で、保険適用内の治療になります。部分麻酔をしてから切除しますので、痛みや腫れもほとんどありません。

機能訓練によっても小帯に改善が見られるケースもありますので、小帯を切るように言われても、すぐに切らずに様子を見ても良いでしょう。
ただ、歯並びや発音に影響を及ぼす場合がありますので、気になるようでしたら歯医者さんに相談してみましょう。

 

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舌小帯|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

小帯は舌の裏側にある筋で、下顎と舌を繋げています。舌小帯が生まれつき短い状態を一般的に舌小帯短縮症といいますが、舌強直症、舌小帯癒着症、舌癒着症などと呼ばれる事もあります。
もしも健診で舌小帯が短いと指摘された場合、どのような対処方法があるのでしょうか。

 

■舌小帯の程度。

舌小帯の程度を簡単に見分ける方法としては、口を大きく開けて舌を上顎につけてみます。縦の大きさの1/2以上舌を上げる事が出来れば症状は軽度です。軽度な場合は日常生活において殆ど問題もなく、舌を上顎や口の横につける事も自由に出来ます。

中等度では舌を上げられるのが1/2以下になります。舌を前に出すとハート型になり、舌先を上顎につけようとしてもなかなかつきません。

重度になると、下顎の歯よりも舌が上に上がらない、もしくは全く上がらない状態となります。舌を前に出そうとしても、下唇までやっと出せるかどうかで、舌を上に上げることも出来ません。

 

■舌小帯が短いことで起こる問題。

小帯が短いと咀嚼や嚥下に影響を与えたり、口腔内の自浄作用を低下させることもあります。発音障害も起こりやすく、舌を上顎につける発音が難しくなり、タ行、サ行、ラ行が発音しにくいなど、舌足らずの話し方になります。

舌の位置によっては歯並びにも影響を与えます。通常、舌は上顎に接しています。小帯が短いと舌が持ち上げられませんので、下の前歯の後ろに入って前歯を押してしまいます。この状態が続けば、受け口になります。
また、上顎は舌が押し付けられて広がるのですが、舌が上顎につかなければ上顎は広がりませんので、上顎が狭く、歯並びも悪くなります。

 

■舌小帯の治療法。

治療法には、機能訓練や手術といった方法があります。
機能訓練では、MFTというによって舌や口周りの筋肉をトレーニングして、正しく使えるように改善します。
正しい舌の位置や飲み込みが出来るように訓練をして小帯を伸ばします。MFTは矯正治療と同時に行う事が多くなります。
舌小帯が短いことが原因で歯並びが悪くなっている場合は、マウスピース矯正も行います。

トレーニングや矯正だけでは改善しない場合は、舌小帯を切除する手術を行います。術後は正しい舌の使い方を覚える為に舌のトレーニングを行います。

健診で舌小帯が短いと指摘されても、必ず切除をしなくてはならないというわけではありません。軽度であれば、日常生活において影響を及ぼすほどの問題が起きるわけでもありません。
ただし、日常生活に大きな影響を及ぼす場合は、適切な治療法を検討すると良いでしょう。

 

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シーラント|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

生えたての永久歯は虫歯になりやすいので、普段から虫歯予防をしておく必要があります。虫歯予防の1つにシーラントという方法があります。
シーラントは歯ブラシが届きにくい奥歯の溝や複雑な形の歯の溝にコーティングをして、歯を虫歯から守ります。
虫歯になってしまうと、歯を削ったり神経を抜かなくてはなりません。汚れの溜まりやすい歯にシーラントをしておくと、歯磨きがしやすくなり、虫歯予防の効果も高まります。

■シーラントの費用。

シーラントには保険が効きます。歯1本につき、400円から600円程度かかります。
処置時間も15分から、長くても30分程度になります。
永久についているわけではありませんので、取れてしまった時には再度装着してもらいに行きます。

■虫歯予防に使われているシーラントの危険性。

1996年に一部のレジン系のシーラント剤に含まれるビスフェノールAという化学物質の環境ホルモン様作用の危険性が指摘されました。
しかし、その後の研究において危険性はないとされており、シーラントは安心して出来る虫歯予防になります。

一方、子供の歯の虫歯予防にフッ素塗布があります。フッ素は虫歯予防の効果がある一方で、危険性を指摘する声もあります。
フッ素は非常に毒性の強い化学物質であることから、フッ素を口の中に入れて問題ないのか心配する人もいるからです。
しかし、歯医者さんで使うフッ素の量は決められています。一度に大量のフッ素を使うと急性フッ素中毒が起きると言われており、副作用が出る場合もあります。
歯医者さんで使われるフッ素は非常に微量です。大量に摂取しない限り、危険性は低いと考えられています。

同じように虫歯予防の効果があるシーラントとフッ素塗布ですが、安心して出来るのはシーラントによる虫歯予防となります。

■シーラントの進め方。

治療を始める前にラバーダム防湿を行う歯医者さんもあります。唾液など水分が歯に残っていると、歯とシーラント剤の接着が悪くなるからです。

シーラントを行う前に、シーラントをする歯の汚れを綺麗に取り除きます。
シーラントが付きやすくなるように、リン酸水溶液を歯に塗ります。10秒ほど置いた後に水で洗い流します。その後、風をかけて乾かします。
歯が完全に乾いたら、シーラント剤を歯の溝部分に塗っていきます。最後に光を当てて固めます。

シーラントをするのであれば、6歳臼歯が生えてくる6歳頃を目安にすると良いでしょう。
シーラントは一度処置をしても取れてしまうことがあります。また、シーラントをしただけで安心してしまうのも危険です。
正しい歯磨きの習慣を身に付け、食生活も見直すなど、自宅で出来る虫歯予防と合わせて、シーラントを行いましょう。

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おやつの種類|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ

2017年09月21日

子供はおやつが大好きです。子供の喜ぶ顔を見ると、つい子供の好きなおやつを食べさせてあげたくなりますよね。
甘くて美味しいおやつを好きなだけ食べさせてあげたいけれど、子供の歯を虫歯にしたくないと悩むお母さんも多いのではないでしょうか。
おやつにも虫歯になりやすいおやつと、虫歯になりにくいおやつがあります。

 

 

■虫歯になりやすいおやつ。

虫歯になりやすいおやつは、砂糖が多く使われていたり、歯に残りやすいといった特徴があります。

特に危険度の高いおやつには、飴や砂糖の入ったガム、キャラメル、グミなどがあります。砂糖を含んでいる事に加え、口の中に長く残ります。
ただし、ガムはガムでも、キシリトール100%のガムは虫歯になりにくいとも言われています。キシリトールは人工甘味料で、歯を溶かす酸を出しません。虫歯菌の活動を弱める効果もありますし、ガムを噛む事で唾液の分泌量も増えます 。

チョコレートやカステラ、和菓子も糖分が多く、口の中に残りやすいので、虫歯になりやすいおやつです。ビスケットやクッキーも食べカスが歯の隙間や親知らずの周辺などに残ります。

ケーキやシュークリーム、マドレーヌやスポンジケーキ、ウエハースやかりんとう等も糖分を多く含んでいます。ただ、すぐに飲み込めるので、口の中には残りにくいおやつです。

 

■虫歯になりにくいおやつ。

砂糖を含む甘いおやつでも、歯についている時間が短かければ虫歯になりにくいおやつです。例えば、プリンやゼリー、バニラアイスなどは、虫歯になる危険性の低いおやつになります。

おせんべいやクラッカーはあまり砂糖を含んでおらず、口の中にも長時間残らないので、歯に付きにくく、虫歯にもなりにくいおやつです。 おせんべいは硬いので、噛む事によって噛む力がつきますし、顎の発達を促します。

 

 

■虫歯になりにくいおやつの食べ方。

おやつの種類によっては虫歯になりやすかったり、なりにくかったりするのですが、おやつの食べ方にもポイントがあります。

口の中に長時間砂糖が残っていると、虫歯も出来やすくなってしまいますので、おやつは時間を決めて規則正しく食べさせます。
ダラダラ食べは虫歯にもなりやすいので、特に気を付けなくてはなりません。1回で食べきれる量に分けて食べさせましょう。

おやつを食べた後は歯磨きをして食べカスを落とした方がいいのですが、歯磨きする時間がなくても水やお茶を飲ませることで汚れが洗い流されます。すぐに歯磨きが出来ない時は水やお茶を飲ませておきましょう。

おやつの種類や食べ方によって虫歯が出来やすくなります。なるべく虫歯になりにくいおやつを選び、食べ方にも気を付けましょう。

 

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