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スポーツドリンクと歯の関係性

2017年12月12日

こんにちは、今日はスポーツドリンクと歯の関係性についてお話しさせていただきます。

 

 

最近、小学校の子どもたちの中に、歯と歯の間の部分に虫歯が多発している子を時々見かけます。

 

歯は磨いていないわけではなくしっかり磨けている子もいたので聞いてみるとスポーツドリンクを頻繁に飲んでいることがわかりました。

子供達の中にはなんと水代わりに飲んでいる子もいました。

部活動をする子が多いため、学校で飲んだりすることが多くなると思います。

 

 

身体に必要な栄養素やエネルギーを素早く供給してくれるスポーツドリンクですが、

頻繁に飲みすぎて、なおかつ歯磨きをすぐしないと虫歯になってしまうリスクは非常に高くなります。

 

 

虫歯になりやすくなる原因

 

・歯のエナメル質は、飲み物や食べ物の酸で溶ける

歯の表面の一番外側にある白く覆っているエナメル質は普段は硬い組織ですが、口の中が酸性になったり歯に酸が付着すると溶けやすくなります。

 

・健康に良いとされるドリンクの多くは酸性が強い

スポーツ飲料、黒酢飲料、健康飲料はPH3.0前後。歯が溶け始めるのはPH5.4程度になります。

 

 

・砂糖の量は思ったよりも非常に多い。

ペットボトル1本につき、スティックシュガー10本分、角砂糖なら8個ほど。小学生が1日に摂取して良い砂糖の量は、角砂糖5個程度となります。

対策

・できるだけお水やお茶に変えること。

・ 飲んだあとは水で口をゆすぐ。

スポーツ飲料を飲むことは、絶対禁止というわけではありませんが適切に飲んだり対処することをおすすめします。

 

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キシリトールについて

2017年12月5日

こんにちは。

今日はキシリトールについてのお話をさせていただきます。

 

キシリトールを取ると虫歯の予防になるとよく言われますがどうしてでしょうか?

 

 

キシリトールの虫歯の予防効果は、大きく分けて2つあると言われています。

 

1つは、唾液の分泌を促進させる作用と再石灰化作用(初期の虫歯を修復)

2つ目は、虫歯菌に歯を溶かす酸を作らせないことや、プラーク中の酸の中和、虫歯菌の代謝の阻害です。

 

お口の中が乾燥すると虫歯になりやすくなりますが、唾液の分泌を促進させる作用があるためプラークが付着しにくくなり、結果的に虫歯予防につながります。

また、プラーク中のカルシウム濃度が上がるので、歯の再石灰化、修復に役立ちます。

さらにキシリトールとカルシウムの複合体は歯の組織に侵入して再石灰化を促進し、歯を硬くしてくれます。

 

虫歯菌は糖を取り込み、その代謝物として歯を溶かす強い酸を放出しますが、キシリトールは虫歯菌が利用できないため全く酸を作り出すことができません。

 

 

また、キシリトールにはプラーク中の酸を分解する酵素(シュクラーゼ)の活性を低下させ、プラーク中で酸ができにくくする作用に加えてアンモニア濃度を上げて酸の中和を促進する働きがあります。

虫歯菌への影響は様々で、この作用を理解しキシリトールをうまく虫歯予防に応用していくと良いでしょう。

 

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