【小児歯科医監修】子どもの飲み物選び|ジュース・牛乳・お茶・水とむし歯・お口の育ち|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影
2026年07月12日
執筆・監修:河崎 真也(みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/日本歯科放射線学会 認定医・日本小児歯科学会 所属)
最終更新日:2026年7月12日 / 初回公開:2026年7月12日
毎日の飲み物は、むし歯のリスクやお口の育ちに関わると考えられています。ジュース・牛乳・お茶・水の使い分けと、飲み方の工夫を、神戸市東灘区御影の小児歯科の視点でまとめました。
「ジュースはどのくらいなら大丈夫?」「水やお茶を飲みたがらない」――東灘区/御影の当院でも、お子さまの飲み物について保護者の方からご相談をいただきます。毎日の飲み物は量が積み重なるため、むし歯予防の観点でも意識したいポイントです。
この記事では、子どもの飲み物の選び方と使い分け、飲み方の工夫を、小児歯科医の立場でわかりやすくお伝えします。お口の機能を育てる「お口育て」の視点もあわせてご案内します。
目次
飲み物とむし歯の関係
むし歯は、飲食物に含まれる糖をもとに口の中の細菌が酸をつくり、歯が溶けやすくなることで進むと考えられています。甘い飲み物をよく飲む習慣や、少しずつ長い時間かけて飲む習慣は、口の中が酸性に傾く時間を長くし、むし歯のリスクに関わることがあるとされています。
量そのものだけでなく、「どんな飲み方をするか」も大切です。だらだらと飲み続けるより、時間を決めて飲むほうが、口の中が回復する時間を保ちやすいと考えられています。むし歯になりにくいお口の環境については、別記事「むし歯になりにくいお口の環境づくり」もご参照ください。
飲み物は毎日のことだからこそ、少しの工夫の積み重ねが差になると考えられています。
ふだんの飲み物は水・お茶が基本
日常の水分補給には、糖を含まない水や麦茶などが基本になると考えられています。のどが渇いたときや食事のときの飲み物として、まずは水・お茶を中心にすると、むし歯のリスクを抑えやすいとされています。
水やお茶を飲みたがらないお子さまもいますが、ふだんから甘い飲み物を控えめにしておくと、水やお茶に慣れやすいと考えられています。コップに用意しておく、家族で一緒に飲むなど、無理のない工夫から始めてみましょう。
なお、カフェインを含むお茶もあるため、種類や量には配慮するとよいでしょう。麦茶などカフェインを含まないものが使いやすいと考えられています。
牛乳の役割と与え方
牛乳は成長期の栄養として役立つ飲み物と考えられています。一方で、飲む時間や量には少し配慮したいところです。だらだらと長時間飲んだり、寝る前に飲んでそのまま歯みがきをせずに寝たりすると、口の中に飲み物が残りやすくなります。
牛乳を飲むときも、時間を決めて飲み、その後に歯みがきやうがいの習慣があると安心です。栄養面での量は、健診などで相談しながら、その子に合った目安を確認するとよいでしょう。
乳製品の飲料の中には糖が加えられているものもあるため、成分表示を見て選ぶこともポイントになります。
ジュース・甘い飲み物との付き合い方
果汁入りのジュースや甘い飲み物は、糖を多く含むことがあり、飲む頻度や飲み方によってはむし歯のリスクに関わると考えられています。まったく飲んではいけないというより、「日常的にだらだら飲まない」ことが大切とされています。
おやつの時間など、時間を決めて楽しむようにし、飲んだあとは水やお茶で口の中をさっぱりさせるとよいでしょう。おやつとむし歯の関係については、別記事「子どものおやつとむし歯」もあわせてご覧ください。
甘い飲み物を習慣にしないことが、水やお茶を受け入れやすくすることにもつながると考えられています。
スポーツドリンク・乳酸菌飲料の注意点
スポーツドリンクや乳酸菌飲料は、健康的なイメージがある一方で、糖を含むものが多いと考えられています。日常の水分補給として習慣的に飲むと、むし歯のリスクに関わることがあるとされています。
発熱時や大量に汗をかいたときなど、必要な場面で使うことはありますが、ふだんの水分補給は水やお茶を基本にするとよいでしょう。飲んだあとは口の中に糖が残りやすいため、水を飲む・うがいをするといった習慣をあわせると安心です。
「体によさそう」という印象だけで選ばず、成分や飲む場面を意識することが大切と考えられています。
飲み方の工夫でリスクを減らす
同じ飲み物でも、飲み方によってお口への影響は変わると考えられています。だらだらと長時間かけて飲むより、時間を決めて飲むこと、甘い飲み物のあとは水やお茶で流すこと、寝る前は水やお茶にすることなどが、リスクを減らす工夫になります。
また、コップ飲みでしっかり飲むことは、お口の使い方の練習にもなると考えられています。ストローやスパウトばかりに頼らず、成長にあわせてコップ飲みを取り入れていくとよいでしょう。コップ飲みについては、別記事「ストロー飲みは急がなくて大丈夫|コップ飲みでお口育て」もご参照ください。
こうした工夫は、一度に全部やろうとせず、できるところから少しずつ取り入れるのがおすすめです。
「お口育て」と飲み物の関係
飲み物の選び方や飲み方は、むし歯予防だけでなく、お口の使い方の育ちにも関わると考えられています。コップでしっかり飲む、食事のときに飲み物で流し込まずよく噛んで食べる、といった習慣は、お口の機能を育てる「お口育て」にもつながります。
当院では、毎日の食べ方・飲み方も含めて、お口の健康と機能を一緒に見守ることを大切にしています。飲み物の与え方で迷うことがあれば、健診や相談の場でお気軽にお尋ねください。
東灘区/御影で、日々の小さな工夫からお子さまのお口の健康を応援しています。
よくあるご質問
Q1. ジュースはまったく飲ませないほうがいいですか?
A. まったく飲んではいけないというより、日常的にだらだら飲まないことが大切と考えられています。時間を決めて楽しみ、飲んだあとは水やお茶で口の中をさっぱりさせる工夫がおすすめです。
Q2. 水やお茶を飲みたがりません。どうすればいいですか?
A. ふだんから甘い飲み物を控えめにしておくと、水やお茶に慣れやすいと考えられています。家族で一緒に飲む、コップに用意しておくなど、無理のない工夫から始めてみましょう。
Q3. スポーツドリンクは体によさそうですが大丈夫ですか?
A. 糖を含むものが多いため、日常の水分補給として習慣的に飲むのは控えめにするとよいでしょう。発熱時など必要な場面で使い、ふだんは水やお茶を基本にすると安心です。
Q4. 寝る前に飲み物を飲ませてもいいですか?
A. 寝る前は水やお茶にし、甘い飲み物や牛乳を飲んだあとは歯みがきをしてから寝る習慣があると安心です。飲みながら眠る習慣は、むし歯のリスクに関わることがあるとされています。
📌 ふだんの飲み物は水・お茶を基本に
毎日の飲み物の選び方と飲み方は、むし歯予防とお口の育ちに関わると考えられています。
ご家庭に合った工夫を、成長にあわせてご案内します。
ご相談・ご予約
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック
📍 〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家1-34-9
📞 050-1784-4369(診療時間内のみ)
🚉 阪急/阪神「御影駅」より徒歩約7分/JR神戸線「住吉駅」より徒歩約13分(お子さま連れの場合は15〜20分程度)
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参考文献・参考資料
- 全国歯科衛生士教育協議会 監修『歯科衛生学シリーズ 小児歯科学』(医歯薬出版、2023年)
- 一般社団法人 日本小児歯科学会
- 厚生労働省「e-ヘルスネット(歯・口の健康)」
執筆・監修:河崎 真也(かわさき まさや)
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/医療法人茜会 理事長
専門:小児歯科/小児矯正/口腔機能育成
所属:日本歯科放射線学会 認定医、日本小児歯科学会
神戸市東灘区御影で、乳幼児期からのお口の健康とお口の機能(お口育て)の視点を大切に、お子さまの成長を見守る歯科医療を行っています。「明朗・愛和・喜働」を理念に、ご家族に寄り添った診療を心がけています。
お子さまのお口のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。




