口腔機能の発育上、ストロー飲みは必要ありません。コップ飲みで内舌筋を鍛えましょう

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口腔機能の発育上、ストロー飲みは必要ありません。コップ飲みで内舌筋を鍛えましょう

2019年03月18日

赤ちゃんはお母さんのおっぱいを飲むことで発育していきます。母乳の飲み方というのは、赤ちゃんが自然に身に付けているので、とくに学ばせることもないのですが、離乳を開始する段階からは飲み方や食べ方を親御さんが学ばせる必要が出てきます。例えば、ストロー飲みが有名ですね。口腔機能の発育上、とても大切なステップといえますが、どちらかというとコップ飲みの方が重要となります。ここではそんなコップ飲みと口腔機能の発育について詳しく解説します。

 

 

ストロー飲みとは

ストロー飲みとは、文字通りストローを使って飲み物を摂取することです。私たち大人にとってはとても簡単な動作に思えますが、もともと乳首飲みが当たり前だった赤ちゃんにとっては、とても難しい動作といえます。なぜなら、乳首飲みとストロー飲みは、全く異なる動作だからです。

 

 

 

乳首飲みとストロー飲みの違い

 

まず、乳首飲みは舌で乳首をつぶしながら母乳を飲み込みます。この時、舌は前方へと移動しています。いわゆる乳児型嚥下と呼ばれるものですね。一方、ストロー飲みはストローを口でくわえながら息を吸い込みます。ミルクを飲み込む際は舌が後方へと移動するため、口腔周囲の運動が根本的に異なるといえるのです。難しい言葉でいえれば、呼吸と口腔機能の協調が必要となる複雑な運動といえます。

 

 

大切なのはコップ飲み

 

乳首飲みからストロー飲みに行こうすることは、赤ちゃんの発育上、とても大切なステップです。けれども、もっと重要なのはコップ飲みへの移行です。とくに、口腔機能発達不全症の症状が認められる場合は、コップ飲みを積極的に練習するようにしましょう。コップ飲みは、ストロー飲みよりもさらに高度な運動となりますが、口腔機能を正常に発育させるという点では非常に有効です。なぜなら、コップ飲みを行うことで内舌筋(ないぜつきん)を鍛えることができるからです。内舌筋とは、舌筋の一種で上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋が含まれます。これらの舌筋は、舌の形を変える際に主体となります。舌運動の巧緻性が向上し、口腔機能の発育にも寄与します。ですから、口腔機能の発達不全にお悩みの場合は、ストロー飲みではなく、コップ飲みで内舌筋を鍛えましょう。

 

 

まとめ

 

このように、発育途上のお子さんには、ストロー飲みではなくコップ飲みが重要といえます。具体的なコップ飲みの練習法などについては、歯科医院にご相談ください。

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