【小児歯科医監修】子どもの指しゃぶり、いつまで大丈夫?歯並びへの影響とやめさせ方|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影

  • 駐車場完備
  • 保育士在中
  • 〒658-0048 兵庫県神戸市東灘区御影郡家1-34-9

初診LINE予約

キービジュアル

【小児歯科医監修】子どもの指しゃぶり、いつまで大丈夫?歯並びへの影響とやめさせ方|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影

2017年11月17日

執筆・監修:河崎 真也(みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/日本歯科放射線学会 認定医・日本小児歯科学会 所属)

最終更新日:2026年7月4日 / 初回公開:2017年

本記事は、子どもの指しゃぶりについて、年齢ごとの考え方・歯並びやお口に関わるとされる影響・ご家庭でのやめさせ方の工夫・受診の目安を、神戸市東灘区御影の小児歯科の現場知見をもとに保護者の方向けにまとめた内容です。

「指しゃぶりはいつまでなら大丈夫?」「無理にやめさせたほうがいいの?」「歯並びに影響しないか心配」――東灘区/御影の当院でも、指しゃぶりについて保護者の方からよくご相談をいただきます。指しゃぶりは赤ちゃんにとって自然な行動でもあり、あわてて叱る必要はありませんが、続く時期によっては歯並びやお口の発達に関わることがあると考えられています。

この記事では、指しゃぶりの年齢ごとの考え方、歯並びやお口に関わるとされる影響、ご家庭でできるやめさせ方の工夫、そして受診の目安まで、小児歯科医の立場でわかりやすくお伝えします。指しゃぶりは、お口の機能を育てる「お口育て」の視点からも大切なテーマです。神戸市東灘区御影のみかげ小児歯科・矯正歯科クリニックがご案内します。

目次

  1. 指しゃぶりは自然な行動|まずは知っておきたいこと
  2. 指しゃぶりはいつまで?年齢ごとの考え方
  3. 長く続くと歯並び・お口にどう関わるの?
  4. ご家庭でできるやめさせ方の工夫
  5. 気になるときの受診の目安
  6. よくあるご質問

指しゃぶりは自然な行動|まずは知っておきたいこと

指しゃぶりは、赤ちゃんがお腹の中にいるころから見られることがある自然な行動です。乳幼児期の指しゃぶりには、気持ちを落ち着かせたり、指や口の感覚を確かめたりする意味があると考えられています。そのため、乳幼児期の指しゃぶりを無理にやめさせる必要はないとされています。

多くのお子さまは、成長とともに指しゃぶりの回数が自然に減っていきます。大切なのは「今すぐやめさせること」ではなく、お子さまの年齢や様子を見ながら、必要に応じて少しずつ働きかけていくことです。

指しゃぶりはいつまで?年齢ごとの考え方

0〜2歳ごろ

この時期の指しゃぶりは生理的なものと考えられており、無理にやめさせる必要はないとされています。回数や時間には個人差があり、成長とともに変化していきます。

3〜5歳ごろ

遊びや友だちとの関わりが増えるにつれ、指しゃぶりが少しずつ減っていくことが多い時期です。日中はあまり見られなくなっても、眠るときだけ続くこともあります。頻度が高い場合や指にタコができるほど強く吸っている場合は、少しずつ回数を減らしていく声かけを始めておきたい時期です。

就学(小学校入学)ごろ以降

永久歯の前歯が生えてくる時期にあたります。この時期になっても指しゃぶりが続いている場合は、歯並びやかみ合わせに関わることがあると考えられているため、一度歯科でご相談いただくと安心です。一般的には、就学ごろまでに自然におさまっていくことが望ましいとされています。

長く続くと歯並び・お口にどう関わるの?

指しゃぶりが強く・長く続くと、指が歯やあごに力をかけ続けることになり、歯並びやかみ合わせ、お口の使い方に関わることがあると考えられています。よく知られているものには、次のようなものがあります。いずれも「必ずこうなる」というものではなく、続く強さや期間、お子さまによって異なります。

  • 前歯がかみ合わない(開咬) — 上下の前歯のあいだにすき間が残ることがあります。
  • 上の前歯が前に出やすい(上顎前突) — 上の前歯が押し出される方向に力がかかることがあります。
  • 奥歯のかみ合わせのずれ — お口の幅や左右のバランスに関わることがあります。
  • 舌の位置や発音・飲み込みのくせ — お口まわりの筋肉の使い方に関わることがあります。

これらは、指しゃぶりがおさまれば成長とともに落ち着いていくこともあれば、経過を見ておいたほうがよいこともあります。歯並びやあごの発育との関わりについては、別記事「子どものあごの発育と歯並びの関係|「お口育て」の視点」もあわせてご覧ください。

ご家庭でできるやめさせ方の工夫

やめさせるときに大切なのは、叱ったり無理に引き離したりしないことです。強く叱ると、かえって不安から指しゃぶりが増えてしまうこともあります。お子さまの気持ちに寄り添いながら、次のような工夫を少しずつ取り入れてみてください。

  • 日中は手や口を使う遊びをふやす — 手が自然にふさがる遊びに誘うと、指しゃぶりの機会が減ることがあります。
  • 眠るときはそばで手をつなぐ・絵本を読む — 安心できる時間をつくると、寝る前の指しゃぶりがやわらぐことがあります。
  • できた日をほめる — 「今日はしなかったね」と前向きに声をかけ、できたことを一緒に喜びます。
  • 市販のグッズは補助的に — 指に塗る苦味のあるものなどもありますが、無理強いは避け、お子さまの様子を見ながら取り入れます。

すぐにやめさせたほうがよいかどうかは、お子さまの年齢や歯の生え方、指しゃぶりの強さによって異なります。焦らず、その子のペースに合わせていくことが大切です。判断に迷うときは、歯科でご相談ください。

気になるときの受診の目安

次のような場合は、自己判断で様子を見続けず、歯科などの医療機関に相談することをおすすめします。当院では、お口全体の状態を確認しながら、お子さまの成長段階に合わせて必要な対応をご家族に丁寧にご説明します。

  • 永久歯の前歯が生えてきても指しゃぶりが続いている
  • 前歯のかみ合わせや歯並びが気になる(前歯が閉じない・前に出ているなど)
  • 指にタコができるほど強く・長く吸っている
  • 発音や飲み込み、口の開き方が気になる

指しゃぶりや歯並びは、お子さまの成長とともに変化していきます。早めに相談しておくことで、いま様子をみてよいのか、なにか対応を考えたほうがよいのかを一緒に整理できます。矯正を始める時期の考え方については、別記事「子どもの矯正歯科、いつ始める?年齢別の判断基準」もご参照ください。

よくあるご質問

Q1. 指しゃぶりは何歳までにやめれば安心ですか?

A. 一般的には、就学(小学校入学)ごろまでに自然におさまっていくことが望ましいとされています。永久歯の前歯が生えてくる時期にあたるためです。ただし個人差がありますので、続くようなら一度ご相談ください。

Q2. 無理にやめさせないほうがよいと聞きましたが、放っておいて大丈夫ですか?

A. 乳幼児期は無理にやめさせる必要はないとされていますが、まったく気にかけないというより、年齢や様子を見ながら少しずつ働きかけていくことが大切です。強く叱るのは逆効果になることがあります。

Q3. 指しゃぶりで歯並びが悪くなったら、もとに戻りませんか?

A. 指しゃぶりがおさまれば、成長とともに落ち着いていくこともあります。一方で、経過を見たり対応を考えたりしたほうがよい場合もあります。状態はお子さまによって異なりますので、気になるときはお口全体を確認したうえで一緒に考えていきます。

📌 指しゃぶりは「叱らず・焦らず・その子のペースで」

永久歯の前歯が生えても続くときは、一度ご相談いただくと安心です。
歯並びやお口の発達とあわせて見ていきます。

ご相談・ご予約

みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック

📍 〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家1-34-9

📞 050-1784-4369(診療時間内のみ)

🚉 阪神御影駅徒歩7分/阪急御影駅徒歩9分/JR住吉駅徒歩12分

📱 LINEで友だち追加・ご予約

スマホからボタンをタップ → LINE 予約画面が開きます


関連記事

参考文献・参考資料

  • 全国歯科衛生士教育協議会 監修『歯科衛生学シリーズ 小児歯科学』(医歯薬出版、2023年)
  • 一般社団法人 日本小児歯科学会「指しゃぶりについての考え方」
  • 厚生労働省「歯の健康」

執筆・監修:河崎 真也(かわさき まさや)

みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/医療法人茜会 理事長
専門:小児歯科/小児矯正/口腔機能育成
所属:日本歯科放射線学会 認定医、日本小児歯科学会

神戸市東灘区御影で、指しゃぶりや歯並びを含めたお口の機能(お口育て)の視点から、お子さまの成長を見守る歯科医療を行っています。「明朗・愛和・喜働」を理念に、ご家族に寄り添った診療を心がけています。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私達にお話しして頂けたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • 初診LINE予約

〒658-0048 兵庫県神戸市東灘区御影郡家1-34-9

診療時間
10:30 ~ 12:00
13:30 ~ 17:30

休診日:日・祝 平日不定休あり
☆ 土曜午前:9:30~
※ 最終受付時間 各30分前まで

このページの先頭に戻る