歯の生え変わる時期に起こる痛みの原因と対処法｜みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック｜神戸市東灘区御影・住吉の歯医者｜ブログ
2017年09月21日
子供に歯が痛いと言われると、真っ先に思い浮かぶのが虫歯ではないでしょうか。ですが、中には乳歯から永久歯に生え変わる時に痛みを感じる子供もいます。全く痛みを感じない子もいれば、強い痛みを感じる子もいます。もし自分の子が痛がっていたら、何があったのか心配になりますよね。今回は歯の生え変わる時期に起こる痛みの原因と対処法をご紹介したいと思います。
■歯が生え変わる時期に痛みを感じる原因。
口の中が汚れていて不潔な状態だと、永久歯が生えてくる時に歯茎が腫れて痛みます。永久歯が生えてきた時に、歯にあいた穴の中にバイ菌が入ってしまうと、炎症を起こします。また、永久歯が出てくる前から歯茎に炎症があると、永久歯が患部を刺激して強い痛みを生じる場合があります。
また、既に生えている歯と噛み合う部分に生えてくる永久歯の歯茎があたると、傷が付いたり、炎症を起こします。これもまた痛みの原因になります。
永久歯が斜めに生えてきているのに、乳歯が抜けずに炎症が起きてしまうケースも痛みを感じます。
虫歯の痛みなのか、生え変わりの痛みなのか、痛みで判断するのは難しいところがあります。食事が摂れないほどの痛みがあるようでしたら、歯医者さんで早めに診てもらいましょう。
また、歯がグラグラしている事で、食べ物を噛んだ時に痛みを感じたり、歯茎や粘膜に傷を付けてしまうこともあります。ですが、歯を無理矢理抜こうとするのではなく、自然に抜けるのを待ちましょう。
■歯の生え変わりによる痛みの対処法。
一番理想的なのは、乳歯の時から口の中を清潔に保ち、歯茎が腫れない状態にして、永久歯に生え変わるのを待ちます。
既に歯茎が腫れてしまったら、毛先の柔らかい歯ブラシに少しだけ歯磨き粉をつけて、永久歯や周りの歯茎を力を抜いて優しく磨きます。冷却シートなどを使って冷やすと、痛みを軽減する効果があります。
また、歯医者さんに行くと、歯茎の炎症には抗生物質の軟膏を処方してもらえます。イソジンなどでうがいをすれば口の中の雑菌を減らすせますので、口の中が清潔になります。
痛みが強い場合は、歯茎を切開することもあります。切開をして噛み合う歯が歯茎にあたらないようにする事で、痛みから解放されます。麻酔をしての処置になりますので、処置事態はそれほど痛みを伴いません。
歯が成長する過程で、多少の痛みを伴う事もあります。ですが、あまりにも痛みが強い場合は、必要に応じて歯医者さんで診てもらいましょう。
歯の生え変わりの時期に発する痛みを軽減する為には、普段からお口の中を清潔に保つのが一番です。
