5歳児の歯の状態|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
歯の生え変わりや生え変わる順番には個人差があります。と言いましても、周りの子供と比べて早かったり遅かったりすると、どうしても自分の子供の歯の状態が気になってしまうものです。そこで、5歳児の歯の状態をまとめてみました。気になる点があるようでしたら、歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
■5歳児の歯の状態。
5歳児の歯は永久歯へと生え変わるのを待っている時期でもありますので、一般的には大きな変化は見られません。6歳になると乳歯が抜け、永久歯に生え変わってくるのですが、中には成長の早い子供もいて、5歳頃からグラグラしてくる子もいます。
5歳で歯がグラグラしてくると、少々早い気がして心配するお母さんも多いようですが、前後2年ほどの差は特に問題ありません。早い遅いは個人差があります。もしも歯がグラグラしてきたら、無理に抜いたりせずに、自然に生え変わるのを待ちましょう。
また、永久歯へ生え変わるまでに、歯と歯の間に隙間が出来てきます。永久歯が生えるスペースを確保する為に、顎が発達している証拠でもあります。むしろ、スペースが出来てこない場合は、永久歯の入る場所が足らず、生えてきた歯がガタガタになってしまう可能性もあります。もしも、顎の成長が遅れているようでしたら、しっかり噛む習慣をつけて、顎の発達を促しましょう。
■5歳児の歯を健康に保つ為の注意点。
5歳児の虫歯の原因は、甘いものが好きでおやつをよく食べていたり、きちんと歯が磨けていない事などにあります。歯と歯の間や歯の裏側、歯と歯茎の境目などは、特に虫歯になりやすい場所です。
このような場所にも歯ブラシが届くようブラッシングの仕方を丁寧に教えてあげましょう。親のやり方を真似したがる時期でもありますので、教えながら一緒に歯磨きをします。
そして、5歳児もまだ仕上げ磨きが必要な年齢です。歯と歯の間の磨き残しなどがある場合は、フロスを使用しても良いでしょう。ただし、歯茎に傷がつかないよう気を付けて行ってください。
永久歯に生え変わるのが楽しみな時期である反面、周りの子供と比較して不安になってしまうお母さんも多い時期です。ですが、あまり焦らずに子供の口の中を綺麗にして、永久歯に生え変わるのを待ちましょう。
乳歯の段階で虫歯が出来てしまうと、永久歯も虫歯になりやすくなってしまいます。自ら進んで歯磨きをする習慣をつけ、もしもまだ歯磨きが嫌いなようでしたら、いまのうちに歯磨き嫌いを直しておきましょう。