小児歯科の特徴|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
小児歯科はその名の通り、子供の為の歯医者さんです。子供専門の歯医者さんと大人も子供も診療してくれる一般の歯医者さんでは、一体何が違うのでしょうか。
今回は小児歯科とはどんなところなのか、詳しく見ていきたいと思います。
■小児歯科の特徴。
小児歯科は子供の歯を専門にしている歯医者さんで、虫歯や歯周病の予防や保健指導、治療を行っています。歯並びや噛み合わせの治療も行っています。0歳から12歳位迄を対象とした歯科が多く、子供の成長を踏まえて予防や治療を進めていきます。
成長過程の子供の口の中は、歯が生えてきたり顎が成長したり乳歯から永久歯に生え変わったりと、大人と違って様々な変化が見られます。
このような変化を踏まえながら、専門の知識と技術を持った先生と衛生士さんが診察にあたってくれます。
■小児歯科とはどんなところ?
小児歯科では子供が歯医者を怖がらないような工夫がされています。待合室にはおもちゃや絵本が置いてあったり、子供が遊べる広めのキッズスペースもあります。治療前におもちゃで遊んだり、絵本を読んで聞かせてあげることで、子供がリラックス出来ます。
また、診療室の中や治療の時に座るユニットと呼ばれるイスも明るい色をしています。先生や衛生士さんのユニフォームも子供が怖がる白衣ではなく、カラフルなものやキャラクターやイラストが描いてあるものだったりします。
先生や衛生士さんが子供の対応に慣れている事もあり、怖がって泣いたり治療を嫌がる子供にも、じっくりと向き合ってくれます。一人一人のペースに合わせて細かい配慮もしてくれますので、安心して治療を任せられます。
■小児歯科での歯科治療。
小児歯科では虫歯の治療は勿論行いますが、予防歯科にも力を入れています。歯ブラシの選び方から正しいブラッシングの方法まで指導してくれます。子供の親には仕上げ磨きの為の歯磨き指導も行ってくれます。
虫歯になりにくい歯を作る為のフッ素塗布も行っています。フッ素はミュータンス菌の出す酸から歯を守ったり歯質を強くしたり、歯の再石灰化を促進する働きがあります。
シーラントによって虫歯を予防する方法もあります。6歳臼歯など奥歯の表面には複雑な溝があります。この溝には汚れが溜まりやすく虫歯にもなりやすいので、予めシーラント剤で溝を埋め、虫歯になるのを防ぎます。
乳歯は虫歯になりやすく、また進行も早いことから、あっという間に虫歯が広範囲に広がる可能性があります。
小児歯科では虫歯予防にも力を入れていますので、子供の歯を虫歯にしない為にも、定期的に健診を受けて虫歯の早期発見に努めましょう。