過剰歯ってなに?
2017年11月28日
こんにちは。
今日は、過剰歯のことについてお話をしたいと思います。
過剰歯(かじょうし)とは、決まっている本数よりも余計に存在する、必要のない歯のことです。
約30人に1人くらいの割合でみられます。
過剰歯ができる原因は、はっきりとわかっていません。
過剰歯があると、歯並びに影響が出たり、虫歯や歯周病にかかりやすくなったりする等、さまざまな問題が起きやすくなります。
そのため過剰歯が見つかったときには、積極的に抜歯が行われることが多いです。
しかし、過剰歯はまっすぐ生えているとは限らず、歯ぐきの奥の深くに埋まっていたり、他の歯の根っこを押すように横向きに生えていることもあります。
このように正常でない状態で生えていると、抜歯が困難になり、手術が長時間かかることもあります。
過剰歯の約半数は、上の前歯の位置にありますが、この場合は上の前歯の生え方に何らかの異常が出てくることがほとんどです。
「乳歯が抜けたのになかなか永久歯が生えてこない」
「前歯の隙間がなかなか閉じてこない」
という場合は、一度歯科医院でレントゲンを撮って過剰歯がないか、検査をしてもらいましょう。
もし過剰歯があると分かれば、定期的に異常が起こっていないかを確認してもらいましょう。