【小児歯科医監修】子どもの医療費助成と歯科治療|対象になる治療・ならない治療の考え方|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影
2017年09月21日
執筆・監修:河崎 真也(みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/日本歯科放射線学会 認定医・日本小児歯科学会 所属)
最終更新日:2026年7月4日 / 初回公開:2017年
子どもの医療費助成制度と歯科治療の関わり、対象になりやすい治療・ならない治療の考え方、利用の流れを、神戸市東灘区御影の小児歯科の視点でまとめた内容です。
子どもが医療機関で治療を受けたとき、費用の一部または全部を自治体が負担してくれるのが子どもの医療費助成制度です。東灘区/御影の当院でも、歯科治療で使えるのか気になるというお声をいただきます。
この記事では、医療費助成制度と歯科治療の関わり、対象になりやすい治療とそうでない治療の考え方、利用の流れを小児歯科医の立場でわかりやすくお伝えします。安心して通える環境づくりの視点でご案内します。
目次
子どもの医療費助成制度とは?
子どもの医療費助成制度は、各自治体が子どもの医療費の一部または全部を負担してくれる制度です。内容や対象年齢、自己負担の有無は自治体によって異なると考えられています。
歯科で受ける治療も、医療保険の対象になる治療であれば、この制度の対象になり得るとされています。知っておくと安心して通える制度ですので、お住まいの自治体の内容を確認しておくとよいでしょう。
制度を知っているかどうかで、受けられる支援に差が出ることもあります。子どもが小さいうちは受診の機会も多いため、早めに内容を知っておくことが安心につながると考えられています。
歯科治療で対象になりやすい治療
むし歯の治療や歯ぐきの治療など、医療保険の対象になる歯科治療は、医療費助成の対象になり得ると考えられています。定期的な健診や歯みがき指導も、対象になる場合があります。
永久歯のむし歯予防として行うシーラント(奥歯の溝を埋める処置)も、対象になり得るとされています。シーラントについては別記事「シーラントとは?子どもの奥歯のむし歯予防」もご参照ください。
どこまでが対象になるかは、治療の目的や内容によって変わることがあります。同じ処置でも状況によって扱いが異なる場合があるため、迷うときは事前に確認しておくと、当日あわてずにすみます。
対象にならないことが多い治療
矯正治療や見た目を整えることを主な目的とした治療は、医療保険の対象外となることが多く、その場合は医療費助成の対象からも外れると考えられています。自費で行う治療は対象にならないのが一般的です。
また、健康な歯への予防を目的としたフッ素塗布は、状況によって保険の対象になるかどうかが変わることがあるとされています。判断が分かれる場合があるため、事前に歯科で確認しておくと安心です。
フッ素塗布は対象になる?
フッ素塗布は、目的によって医療保険の対象になるか変わることがあると考えられています。すでに治療した歯があり、予防の必要があると判断される場合などは対象になることがあるとされています。
一方、健康な歯への予防を目的とした場合は対象外となることがあります。どちらにあたるかは状況によりますので、かかりつけの歯科で確認してみるとよいでしょう。
どのように行うフッ素塗布が対象になるかは、状況によって判断が分かれることがあります。あらかじめ確認しておくと、当日に迷わず受けやすくなると考えられています。
制度を利用するための手続き
制度を利用するには、健康保険への加入が前提となります。資格確認書(またはマイナ保険証)を持って自治体で手続きをすると、医療証などが交付されるのが一般的です。対象年齢や負担額は自治体によって異なります。
受診のときは、資格確認書(またはマイナ保険証)とあわせて医療証を医療機関に持参し、窓口で提示することで助成が受けられます。月の初めには忘れずにお持ちいただくとスムーズです。
手続きに必要なものや対象年齢は自治体によって異なります。転居などで自治体が変わったときは、あらためて内容を確認しておくと、支援を受け損ねずにすむと考えられています。
安心して歯科に通うために
子どもは成長の過程で歯科にかかる機会が少なくありません。制度を上手に利用することで、費用の心配を減らし、必要なケアを早めに受けやすくなると考えられています。
当院では、むし歯になってからの治療だけでなく、予防を大切にしています。制度の対象になるかどうか迷うときは受付でもお尋ねいただけますので、安心して通っていただければと思います。
費用の心配で受診をためらってしまうと、必要なケアが遅れてしまうこともあります。制度を上手に活用し、気になることは早めに相談できる環境を整えておくことが大切と考えられています。
お住まいの自治体で確認しておきたいこと
医療費助成の内容は自治体によって異なり、対象年齢や自己負担の有無、必要な手続きもさまざまです。お住まいの自治体のホームページや窓口で、最新の内容を確認しておくと安心と考えられています。
歯科治療のどこまでが対象になるかは、治療の内容や目的によっても変わることがあります。迷うときは、受診の前後にかかりつけの歯科や自治体の窓口で確認しておくと、スムーズに利用しやすくなります。
当院では、予防を大切にしながら、安心して通っていただける環境づくりを心がけています。制度のことも含めて、分からない点はお気軽にお尋ねください。
よくあるご質問
Q1. 歯科治療も医療費助成の対象になりますか?
A. 医療保険の対象になる歯科治療であれば、対象になり得ると考えられています。内容や自己負担は自治体によって異なりますので、お住まいの自治体でご確認ください。
Q2. 矯正は助成の対象になりますか?
A. 見た目を整えることを主な目的とした矯正は保険の対象外となることが多く、その場合は助成の対象からも外れるのが一般的です。詳しくはご相談ください。
Q3. フッ素塗布は対象ですか?
A. 目的によって対象になるかが変わることがあります。すでに治療した歯があり予防の必要があると判断される場合などは対象になることがありますので、事前にご確認ください。
Q4. 手続きには何が必要ですか?
A. 健康保険への加入が前提となり、資格確認書(またはマイナ保険証)を持って自治体で手続きをします。対象年齢や内容は自治体で異なりますのでご確認ください。
📌 制度を上手に使って、必要なケアを早めに
医療費助成の内容は自治体によって異なると考えられています。
対象になるか迷うときは、受付でもお気軽にお尋ねください。
ご相談・ご予約
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック
📍 〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家1-34-9
📞 050-1784-4369(診療時間内のみ)
🚉 阪神御影駅徒歩7分/阪急御影駅徒歩9分/JR住吉駅徒歩12分
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参考文献・参考資料
- 全国歯科衛生士教育協議会 監修『歯科衛生学シリーズ 小児歯科学』(医歯薬出版、2023年)
- 一般社団法人 日本小児歯科学会
- お住まいの自治体「乳幼児・こども医療費助成制度」のご案内
執筆・監修:河崎 真也(かわさき まさや)
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/医療法人茜会 理事長
専門:小児歯科/小児矯正/口腔機能育成
所属:日本歯科放射線学会 認定医、日本小児歯科学会
神戸市東灘区御影で、乳幼児期からのお口の健康とお口の機能(お口育て)の視点を大切に、お子さまの成長を見守る歯科医療を行っています。「明朗・愛和・喜働」を理念に、ご家族に寄り添った診療を心がけています。




