シーラント|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
子供の歯を虫歯から守ってくれるのがシーラントです。永久歯は一生使う歯です。出来れば虫歯にしたくないですよね。ですが、生え変わったばかりの奥歯の永久歯は、溝が深く複雑な上に歯ブラシも届きにくく、虫歯になりやすい場所でもあります。このうような歯を虫歯から守るのがシーラントの働きです。
そこで、今回は歯医者さんがおススメするシーラントについて詳しくご紹介したいと思います。
■シーラントのメリット。
シーラントを行った場合とシーラントを行わなかった場合、虫歯になる割合も変わってくると言われています。虫歯予防でシーラントを行った歯は66.7%虫歯にならないという研究結果も出ています。
シーラント治療は、生え始めの永久歯の複雑な溝をプラスチックの材料で埋め、歯の表面を平らにして歯磨きしやすい状態にする為の処置です。シーラントをする事により、虫歯予防の効果が期待出来ます。
中にはシーラント剤にフッ化物が配合されているものもあります。このような材料を使えば、塗布したシーラントからフッ化物が放出されて、虫歯を予防したり、歯質を強化することも出来ます。
■シーラントをしておいた方がいい歯。
シーラントをしておいた方がいい歯があります。
6歳臼歯と呼ばれる下の永久歯は、歯ブラシが届きにくく、汚れも溜まりやすい歯です。生えてきたばかりの歯は柔らかく、形も複雑な為、シーラントをした方が良い歯になります。
上の前歯の溝にも汚れは溜まりやすくなります。下の小臼歯にも溝がありますし、上の一番奥の永久歯は歯ブラシが届きにくくなります。このような歯にシーラントをしておけば、虫歯予防に繋がります。
■シーラントにおける注意点。
シーラントは一生取れないというわけではありません。強く噛む事によって取れてしまう場合もあります。ですが、もし取れてしまったとしても、再度塗ってもらえます。
また、シーラントを塗ったからといって、絶対虫歯にならないというわけではありません。シーラントを塗った溝には効果を発揮しますが、歯と歯の間や歯と歯茎の間の予防は出来ません。
既に虫歯になっている歯も治療が必要になりますので、治療後にシーラントを行います。
シーラントを塗れば、虫歯予防になります。虫歯になる可能性を少しでも減らせる効果があるので、生えてきたばかりの永久歯には特に必要な処置となります。ですが、シーラントをしたからといって、全く虫歯にならないわけではありません。
虫歯にならない食生活や歯磨きなどもしっかり行った上で、シーラントでの予防を取り入れていきましょう。