上唇小帯について
2018年02月20日
上唇小帯とは・・・
上の前歯の真ん中の筋のことです。この筋の力が強すぎると、歯と歯の間に入り込んで、隙間が生じます。
正中離間(歯と歯の間に隙間があること)について
上唇小帯が強いだけでなく、顎の中に過剰歯(通常よりも多い歯)が
埋まっていることもあります。レントゲンの撮影による検査が必要です。
将来の歯並びへの影響
永久歯に生え変わるときに、約7割はしぜんにと閉じるといわれていますが、
切除が必要な場合もあります。上の前場本が永久歯に生え変わるまでは
観察してゆき、切除が必要か判断します。
切除が必要な場合
①上の永久前歯4本が生えても隙間がある。
②隙間は閉じているが、矯正治療の予定がある。
などの場合は、おおよそ10歳頃に当院で切除することになります。
歯磨きの仕方に注意してください。
上の前歯を磨くときには、筋に歯ブラシが当たりやすくなります。
軽く指を添えて仕上げ磨きをしましょう。
経過観察のための定期検診をしっかり受けましょう。