【小児歯科医監修】矯正を考えたい子どもの歯並び|叢生・開咬・受け口など気になるサインと相談の目安|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影
2017年09月14日
執筆・監修:河崎 真也(みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/日本歯科放射線学会 認定医・日本小児歯科学会 所属)
最終更新日:2026年7月4日 / 初回公開:2017年
本記事は、矯正を考えたい子どもの歯並びについて、叢生・開咬・受け口などの気になるサインと、歯並びが気になるときの相談の目安を、神戸市東灘区御影の小児歯科の現場知見をもとに保護者の方向けにまとめた内容です。
「子どもの歯並びがガタガタしてきた気がする」「前歯が噛み合っていないように見える」――東灘区/御影の当院でも、お子さまの歯並びについて保護者の方からご相談をいただきます。歯並びが気になると、矯正が必要なのか、いつ相談すればよいのか、悩まれる方は少なくありません。
この記事では、矯正を考えたい代表的な歯並びのサイン、歯並びが気になるときの見方、そして相談の目安まで、小児歯科医の立場でわかりやすくお伝えします。なお、治療方針や費用は一人ひとり異なるため、この記事では具体的な金額や治療法の断定は行いません。神戸市東灘区御影のみかげ小児歯科・矯正歯科クリニックが、お子さまの成長を「お口育て」の視点でご案内します。
目次
矯正を考えたい歯並びのサイン
次のような歯並びは、相談を検討したいサインとされています。あくまで目安であり、実際に治療が必要かどうかは歯科での確認が必要です。
- 叢生(そうせい) — 歯が重なってガタガタに並んだ状態です。歯ブラシが届きにくく、汚れがたまりやすいため、むし歯や歯肉炎のリスクにつながりやすいと考えられています。
- 開咬(かいこう) — 奥歯を噛んでも上下の前歯が開いてしまう状態です。前歯で噛み切りにくく、奥歯に負担がかかりやすいとされています。
- 受け口(反対咬合) — 下の歯が上の歯より前に出ている状態です。放っておいても自然には整いにくいことがあります。
- 出っ歯(上顎前突) — 上の前歯が前に出ている状態です。口が閉じにくいこともあります。
歯並びが気になると起こりやすいこと
歯並びが整っていないと、次のようなことが起こりやすいと考えられています。いずれも個人差があり、起こるとは限りません。
- むし歯・歯肉炎になりやすい — みがき残しが生じやすくなるためです。
- 噛みにくさ・食べにくさ — 噛み合わせによっては、食べものを噛み切りにくいことがあります。
- 発音への影響 — 前歯の開きなどによって、一部の発音がしにくくなることがあります。
子どもの矯正の基本的な考え方
子どもの矯正には、あごの成長を利用しながら永久歯の生えるスペースを整えていく段階(1期治療)と、永久歯が生えそろってから歯並びを整えていく段階があります。成長期の子どもは、あごが発達していく途中にあるため、その時期ならではのアプローチが考えられます。
使う装置には、取り外しできるものと固定するものがあり、歯並びやあごの状態によって選び方が変わります。どの方法が向いているか、いつ始めるのがよいかは一人ひとり異なるため、歯科で状態を確認したうえでご提案します。矯正をどこで受けるかの考え方は、別記事「子どもの歯並び矯正はどこで受ける?歯科の種類と選び方のポイント」もご参照ください。
相談の目安とタイミング
受け口や強い出っ歯など、自然には整いにくいと考えられる歯並びは、早めに相談しておくと選択肢を検討しやすくなります。一方で、生え変わりの途中で一時的に歯並びがデコボコに見えることもあり、すぐ治療が必要とは限りません。
迷ったときは、自己判断で様子を見続けるより、一度歯科に相談してみることをおすすめします。相談したからといって、すぐ治療を始めなければならないわけではありません。状態を確認し、必要なら適した時期をご提案します。混合歯列期のお口については、別記事「小学校低学年の歯|混合歯列期のケアと6歳臼歯・仕上げみがきのポイント」もご覧ください。
あごを育てる「お口育て」の視点
歯並びは、歯そのものだけでなく、あごの成長やお口まわりの筋肉のはたらきとも関わっていると考えられています。よく噛んで食べること、正しい舌の位置、鼻で呼吸することなど、日々の習慣がお口の機能を育てる土台になります。当院ではこうした視点を「お口育て」と呼び、矯正の相談とあわせて日常の習慣もご案内しています。あごの発達と歯並びについては、別記事「子どもの顎(あご)の発達|よく噛むことの大切さと歯並びへの影響」もご参照ください。
よくあるご質問
Q1. 歯並びが気になりますが、いつ相談すればよいですか?
A. 気になったタイミングで一度相談しておくと安心です。とくに受け口などは早めの相談が検討されることがあります。相談してすぐ治療を始めるとは限らず、状態に応じて適した時期をご案内します。
Q2. 乳歯のうちは矯正しなくてもよいですか?
A. 歯並びやあごの状態によって異なります。乳歯の時期から見ておいたほうがよい場合もあれば、生え変わりを待って判断する場合もあります。まずは状態を確認することが大切です。
Q3. 矯正の費用はどのくらいかかりますか?
A. 治療の内容や期間によって異なるため、一律にはお伝えできません。相談の際に、お子さまの状態に合わせて目安をご説明します。
📌 気になったら、まず相談から
相談してすぐ治療を始めるわけではありません。状態を確認し、必要なら適した時期をご提案します。
歯並びが気になったら、お気軽にご相談ください。
ご相談・ご予約
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック
📍 〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家1-34-9
📞 050-1784-4369(診療時間内のみ)
🚉 阪神御影駅徒歩7分/阪急御影駅徒歩9分/JR住吉駅徒歩12分
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参考文献・参考資料
- 全国歯科衛生士教育協議会 監修『歯科衛生学シリーズ 小児歯科学』(医歯薬出版、2023年)
- 一般社団法人 日本小児歯科学会
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会
執筆・監修:河崎 真也(かわさき まさや)
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/医療法人茜会 理事長
専門:小児歯科/小児矯正/口腔機能育成
所属:日本歯科放射線学会 認定医、日本小児歯科学会
神戸市東灘区御影で、むし歯予防やお口の機能(お口育て)の視点から、お子さまの成長を見守る歯科医療を行っています。「明朗・愛和・喜働」を理念に、ご家族に寄り添った診療を心がけています。




