歯ぎしり|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月14日
歯ぎしりは、寝ている間に歯と歯をこすり合わせてギリギリガリガリという音を立てたり、歯を噛んだりしてカチカチと音を出します。子供と一緒に寝ていて物凄い音がしてきたら、驚いてしまいますよね。子供の歯ぎしりの原因には一体何があるのでしょうか。
■子供の年齢別歯ぎしりの原因。
赤ちゃんが歯ぎしりをするのは、歯が生え始めることにあるようです。生えてきた歯の噛み合わせを調整するために、安定する顎の位置を探している状態です。また、顎を動かすことで顎の力を強くする効果もあると言われています。
2~3歳になると乳歯が生え揃ってきます。奥歯に違和感を感じたり、噛み合わせが気になる事でも歯ぎしりをします。
永久歯へと生え変わる頃になると、噛み合わせが安定せず、噛み合わせを調整しようとして歯ぎしりをしているのではないかとも考えられています。
子供の歯ぎしりには歯の影響が考えられます。歯以外では、子供に限らずストレスなどが原因となる歯ぎしりもあります。
■歯ぎしりが及ぼす悪影響。
歯が生えてきたり、歯が生え変わる時期の歯ぎしりは、正常に成長している証でもあります。しかし、永久歯が生えてきても酷い歯ぎしりが続くようであれば、当然歯も摩耗しますし、歯が破損することだってあります。強い力が歯根にも加わり続けることで、歯がぐらついたりもします。知覚過敏や歯周病を引き起こす恐れだってあるのです。神経に炎症を起こす可能性もあります。
また、歯に限らず顎にも強い負担が加わっています。酷い場合は顎関節症を引き起こすことにもなります。
■歯ぎしりの対処法。
歯ぎしりに対しては、自宅で出来るケアと歯医者での治療があります。
まず、自宅で出来るケアとして大事なのは、よく噛むことにあります。柔らかいものばかり食べていたり、きちんと噛まない子供は、歯ぎしりをする子が多いのです。よく噛んで食事をすれば、顎の力も鍛えられます。噛まなければ、噛み合わせにも悪影響が出たり、顎の成長も遅れます。食生活の見直しは自宅で出来る大事なケアです。
また、ストレスが原因になる場合もありますので、子供とのコミュニケーションを増やし、リラックスできる家庭環境を作るようにしましょう。
歯医者で行う治療には、就寝中にマウスピースを使用する方法があります。保険が適用されれば、5,000円くらいでも作れます。また、噛み合わせが原因となる場合、歯列矯正をすることもあります。
歯ぎしりがずっと続くようであれば、もしかするとそれが歯列矯正のサインとなっているかもしれません。放置しておけば、歯や顎にも大きな負担がかかってしまいます。あまりにも子供の歯ぎしりが続いて気になるようであれば、歯医者で診てもらうことをおススメします。