口内炎が出来る原因|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月14日
口内炎が出来ると非常に痛いものです。口内炎は大人だけでなく、子供にも出来るものです。子供の口内炎が出来る理由は一体どこにあるのでしょうか。その原因を探ると同時に、もしも口内炎が出来てしまったときには家庭でも出来るケアをしてあげましょう。
■子供の口内炎が出来る原因。
口内炎は口の粘膜に起きた炎症です。一般的に多い口内炎はアフタ性口内炎で、風邪や疲労によるビタミン不足が原因となって出来ます。カタル性口内炎は口の中を傷つけたり、火傷が原因で出来る口内炎です。
ウィルスが原因となって出来る口内炎もあります。ウィルスが原因の口内炎には、単純ヘルペスウィルスの感染によって出来るヘルペス性口内炎や、コクサッキーウィルスが主な原因となっている夏風邪でお馴染みのヘルパンギーナでも口内炎が出来ます。コクサッキーウィルスやエンテロウィルスが原因となる手足口病も口内炎が出来てしまいます。
その他にもカビの一種であるカンジダ菌が原因で口内炎が出来てしまうこともあります。
■子供の口内炎の治療法。
アフタ性口内炎やカタル性口内炎の場合は歯科での治療が可能です。小児歯科では口内炎に直接塗布する軟膏やうがい薬を処方してくれます。
傷が原因となっている場合は、歯の形を整えたり、詰め物の形を調整して傷が出来ないようにしてくれますが、歯並びが原因となる場合は矯正をして歯並びを整えるという方法もあります。
ウィルス性口内炎は小児科での治療となります。ヘルペスが原因であれば、抗ウィルス薬が処方されます。ヘルパンギーナや手足口病にかかってしまったら、解熱剤で熱を下げ、回復を待つしかありません。
■子供の口内炎の自宅での治療法。
口内炎が出来てしまったら、水分補給を忘れずにしましょう。口内が乾燥していると菌が繁殖しやすくなります。また、ビタミンを含む栄養の高い食事を摂るようにします。緑黄色野菜にはビタミンが多く含まれます。ビタミンが不足すると、口内炎も出来やすくなります。
睡眠を取るのも大切です。睡眠不足が風邪や疲れの原因となり、免疫力も下がります。
そして、歯磨きもしっかりして、口の中を清潔に保ちます。
なかなか治らなくて痛い場合は、市販の軟膏も販売されています。薬局やドラッグストアで相談してみましょう。
口内炎の種類によって、その治療法も変わってきます。普段からバランスのとれた食事をして、睡眠をたっぷりとって疲れを溜めず、お口の中も清潔にしておきましょう。口内炎は出来てしまうと非常に痛いですし、小さな子供はなかなかそれをうまく伝えられないで泣いてばかりいるかもしれません。口内炎が原因とわかったら、放置せずに薬などを使用して、痛みを和らげてあげましょう。