【小児歯科医監修】子どもの口内炎の原因|ウイルス性・アフタ性の見分け方と小児科・歯科の受診の目安|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|御影
2017年09月14日
執筆・監修:河崎 真也(みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/日本歯科放射線学会 認定医・日本小児歯科学会 所属)
最終更新日:2026年7月4日 / 初回公開:2017年
子どもの口内炎の原因を、アフタ性・カタル性・ウイルス性のタイプ別に整理し、小児科と歯科の受診の使い分け・家庭でのケアを、神戸市東灘区御影の小児歯科の視点でまとめました。
「子どもの口内炎が痛そうで、ごはんも食べにくそう」――東灘区/御影の当院でも、保護者の方からよくうかがうお悩みです。口内炎は大人だけでなく、お子さまにもできるものです。原因はさまざまで、原因によって受診する先も変わってきます。
この記事では、子どもの口内炎の原因をタイプ別に整理し、小児科と歯科の受診の使い分け、そして家庭でのケアを、小児歯科医の立場でお伝えします。口内炎の種類や家庭ケアについては、別記事「子どもの口内炎の原因|種類・できやすい要因とご家庭でのケア」もあわせてご覧ください。
目次
口内炎とは
口内炎は、お口の粘膜に起きた炎症です。ほおの内側や唇の裏、舌などにでき、触れると痛みがあるため、食事や歯みがきがつらくなることがあります。原因はひとつではなく、いくつかのタイプに分けて考えられています。
お子さまの場合、痛みをうまく言葉で伝えられず、食欲が落ちたり機嫌が悪くなったりして気づくこともあります。「なぜできたのか」を知っておくと、家庭でのケアや、受診が必要かどうかの見きわめに役立ちます。
原因別のタイプを知る
お子さまの口内炎には、主に次のようなタイプがあります。
- アフタ性口内炎 — もっとも多いタイプで、風邪や疲れによる栄養のかたより(ビタミン不足など)が背景にあると考えられています。白っぽいくぼみができ、周りが赤くなります。
- カタル性口内炎 — お口の中を傷つけたり、やけどをしたりしてできる口内炎です。歯の当たりや、詰め物のふちが原因になることもあります。
- ウイルス性の口内炎 — ウイルスの感染によってできるもので、発熱をともなうことがあります。
- カンジダによる口内炎 — お口の中のカビの一種が増えてできることもあります。
ウイルスが原因の口内炎
ウイルスが原因の口内炎には、単純ヘルペスウイルスによるヘルペス性口内炎や、夏に流行するヘルパンギーナ、手足口病などがあります。これらは発熱や、のどの痛み、手足の発しんをともなうことがあり、まわりにうつることもあります。
発熱をともなう、水ほうがたくさんできる、ぐったりしているといったときは、ウイルスが原因の可能性があります。こうした場合は、次に述べるように受診先の見きわめが大切です。
小児科と歯科の受診の使い分け
アフタ性やカタル性の口内炎は、歯科での対応ができます。歯科では、直接塗るお薬やうがい薬が処方されることがあり、歯の当たりが原因の場合には、歯の形や詰め物を調整して傷ができないようにすることもあります。
一方、発熱をともなうウイルス性の口内炎(ヘルパンギーナや手足口病など)は、小児科での対応が中心になります。全身の症状があるときは、まず小児科を受診しましょう。判断に迷うときは、かかりつけにご相談ください。
家庭でできるケア
口内炎ができたときは、家庭で次のようなケアを心がけましょう。
- 水分をこまめにとる — お口が乾くと菌が繁殖しやすくなります。しみにくい飲みもので水分を補いましょう。
- 栄養バランスのよい食事を — ビタミンを含む食べものを取り入れると回復の一助になります。しみるときは、やわらかく刺激の少ないものを選びましょう。
- 睡眠をしっかりとる — 疲れや睡眠不足は口内炎ができやすい要因のひとつです。
- お口を清潔に保つ — やさしく歯みがきをして、お口の中を清潔に保ちましょう。
受診を考えたい目安
口内炎がなかなか治らない、何度もくり返す、発熱をともなう、痛みが強くて食事や水分がとれないといったときは、受診を考える目安になります。よく噛んで食べる「お口育て」の習慣や、規則正しい生活も、お口の健康を支えます。神戸市東灘区御影のみかげ小児歯科・矯正歯科クリニックまで、気になるときはご相談ください。
よくあるご質問
Q1. 口内炎は歯医者さんで診てもらえますか?
A. アフタ性やカタル性の口内炎は歯科で対応できます。歯の当たりが原因の場合は、歯の形などを調整することもあります。発熱をともなうときは小児科を受診しましょう。
Q2. 何日くらいで治りますか?
A. アフタ性の口内炎は、1〜2週間ほどで治まることが多いとされています。なかなか治らない、くり返す場合は受診をご検討ください。
Q3. うつることはありますか?
A. ウイルスが原因の口内炎(ヘルパンギーナや手足口病など)は、まわりにうつることがあります。発熱や発しんをともなうときは、小児科でご相談ください。
📌 原因によって受診先が変わります
発熱をともなうときは小児科、歯の当たりが気になるときは歯科へご相談ください。
迷うときは、お気軽にお尋ねください。
ご相談・ご予約
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック
📍 〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家1-34-9
📞 050-1784-4369(診療時間内のみ)
🚉 阪神御影駅徒歩7分/阪急御影駅徒歩9分/JR住吉駅徒歩12分
スマホからボタンをタップ → LINE 予約画面が開きます
関連記事
参考文献・参考資料
- 全国歯科衛生士教育協議会 監修『歯科衛生学シリーズ 小児歯科学』(医歯薬出版、2023年)
- 一般社団法人 日本小児歯科学会
- 厚生労働省「歯の健康」
執筆・監修:河崎 真也(かわさき まさや)
みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック 院長/医療法人茜会 理事長
専門:小児歯科/小児矯正/口腔機能育成
所属:日本歯科放射線学会 認定医、日本小児歯科学会
神戸市東灘区御影で、むし歯予防やお口の機能(お口育て)の視点から、お子さまの成長を見守る歯科医療を行っています。「明朗・愛和・喜働」を理念に、ご家族に寄り添った診療を心がけています。




