子供の口内炎|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
大人でも出来たら痛い口内炎ですが、子供は痛みを我慢するのが難しいですし、うまく痛みを伝えられません。口内炎とわからずに放置してしまえば、更に悪化する恐れもあります。
口内炎には様々な原因が考えられますが、子供に口内炎が出来た時の対処法や予防法を知っておきましょう。
■子供が口内炎を痛がっている時の対処法。
口内炎は免疫力の低下によっても起こります。栄養不足などを心配して食事をさせようと考えるお母さんもいるかもしれませんが、子供が口内炎で痛がっている時は無理に食事をさせる必要はありません。
ですが、水分補給だけはしっかり行いましょう。痛みから何も口に入れたがらない時もあるかもしれませんが、水分が足りなくなると脱水症状を引き起こします。
特に、ウイルス性の口内炎の場合、高熱を伴うこともありますので、水分を摂らないでいると脱水症状になります。水分だけは必ず摂るようにしてください。
食べ物や飲み物では、熱かったり冷たすぎるもの、硬いものや刺激の強いもの、辛かったり酸っぱいものは避けるようにして、口当たりの良いしみない食べ物を選びます。豆腐やうどん、お粥、茶わん蒸し、ゼリーやプリンなど、柔らかくて食べやすいものがおススメです。うどんやお粥などは、なるべく冷ましてから食べさせてあげて下さい。
殺菌作用のあるうがい薬でうがいをして口の中を清潔に保ち、市販の軟膏や塗り薬などを使っても良いでしょう。
■子供の口内炎の予防法。
口内炎は出来てしまうと非常に痛いので、普段から予防をしておきましょう。
まず、口の中を清潔な状態に保っておく事はとても大切です。食後には必ず歯磨きをして、汚れを取り除きましょう。
偏った食事や栄養不足も口内炎を引き起こします。抵抗力をつける為にはビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCに鉄分、亜鉛などを摂取します。緑黄色野菜にはβカロチンが多く含まれており、体内でビタミンAに変わって、粘膜を正常に保つ働きがあります。緑黄色野菜も普段から積極的に食べるようにしましょう。
ストレスも口内炎の原因となります。普段から規則正しい生活を送るように心がけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。
熱が出ている場合はウイルス性の口内炎かもしれません。ヘルペス性口内炎やヘルパンギーナ、手足口病などが原因で口内炎が出来ている時は、小児科で診てもらいましょう。
歯並びや噛み合わせが原因だったり、詰め物の金属や矯正器具の金属アレルギーが原因となって口内炎が出来る場合もあります。このような場合は歯医者さんで診てもらいましょう。
子供は自分の体調をうまく大人に伝える事が出来ません。泣いたり、ぐずったり、機嫌が悪いだけかと思ったら、口内炎が出来ていたなんてこともあります。口の中に出来るものなので、なかなか発見しずらいのですが、子供の様子を見ていておかしいなと感じた時は口の中もチェックするようにしてみてください。