子供に出来る口内炎|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
口内炎が出来ても、いずれ治るだろうと思って放置する方もいらっしゃるかもしれません。ですが、子供の口内炎には様々な原因があります。放置しておいても、酷くなると非常に痛いですし、不快な状態が続いてしまいます。
まずは口内炎の原因を知り、普段から口内炎にならないよう予防対策をしておきましょう。
■子供に出来る口内炎の6つの原因。
① 口の中に出来た傷が原因による口内炎。
子供に出来る口内炎の中には、傷が原因となって出来る口内炎があります。
自分の口の中を噛んだり、口をぶつけたり、口の中を切ってしまったり、硬いものを食べた場合など、外的な刺激が原因となって口内炎が出来ます。また、歯の向きがおかしかったり、歯が尖っている、矯正器具が合っていないことでも口内炎が出来たりもします。
② ストレスや栄養不足によって出来る口内炎。
ストレスや疲れが溜まっていると、口の中の細菌のバランスが崩れます。また、抵抗力も落ちていますので、口内炎が出来やすくなります。
食生活に偏りがあり、ビタミンB群などが不足してくることでも口内炎が出来ます。
③ ウィルス性の口内炎。
単純ヘルペスウイルス1型の感染によって発症する口内炎もあります。
コクサッキーウイルスの感染によって起こるヘルパンギーナや手足口病でも口内炎が出来ます。
④ 熱い食べ物や飲み物による粘膜の火傷。
熱い食べ物や飲み物によって口の中が火傷し、粘膜が赤く腫れてしまうことがあります。この場合、出来る口内炎はカタル性口内炎で、水疱が出来たり、しみたりしますが、症状は比較的軽い方になります。
⑤ 歯医者さんの治療による詰め物や被せ物が原因の口内炎。
虫歯の治療などで使う金属製の詰め物や被せ物が原因となって口内炎が出来る場合があります。金属アレルギーがある場合は注意しておきましょう。
⑥ カビによる口内炎。
カンジダというカビの1種が原因となって出来る口内炎もあります。免疫力の低下や口の中が不潔な状態になってしまうと発症します。
■子供の口内炎予防4つの対策。
① 口内を清潔に保つ。
口の中の細菌が増殖すると口内炎が出来ますので、口の中は普段から清潔に保つようにしましょう。毎食後には歯磨きをして、汚れを綺麗に落とします。
口の中が乾燥することでも口内炎は出来やすくなりますので、水分で潤わせたり、ガムを噛んで唾液を出すようにしましょう。
② 栄養バランスのとれた食事。
偏った食事は栄養不足となり、口内炎の原因になります。口内炎に効果的なビタミンB2やビタミンB6、ビタミンC、鉄分、亜鉛を多く含む食べ物を積極的に取るようにしましょう。
③ 赤ちゃんにあげる食べ物は少し冷ましてから。
赤ちゃんは食べ物の熱さを確認せず、そのまま口に入れてしまいます。赤ちゃんに食べ物を食べさせる時は周りの大人が温度を確認して、少し冷ましてから食べさせてあげて下さい。
④ 歯科を受診する。
歯科治療による詰め物や被せ物、矯正器具が原因で口内炎が出来てしまう事もありますので、その場合は歯医者さんで必ず診てもらうようにしましょう。