子供の年齢と歯の状態|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
子供の歯がデコボコしていたり、出っ歯だったり、受け口だと、矯正を考えるようになるでしょう。矯正は大人になってからするよりも、子供のうちに始めた方がいいと言われています。では、子供の矯正は何歳頃から始めると良いのでしょうか。
■子供の年齢と歯の状態。
子供が3~6歳の頃は、すべての歯が乳歯の状態です。
7~10歳になると、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に入ります。この時期は第1期治療を開始するのに良い時期と言われています。
12~15歳は永久歯が全て生え揃ってくる時期で、第2期治療を行うのに適した時期になります。
■乳歯から混合歯列期に行う第1期治療。
第1期治療では、顎を広げて永久歯が生えてくるスペースを確保します。この治療は骨や顎が柔らかい乳歯から混合歯列期に始めるのが良いとされており、6歳から10歳位の子供に行うことが多いです。
床矯正やマウスピースでの治療が多くなります。治療期間の目安は、1年から1年半ほどになります。
永久歯が生え揃った時に歯並びや噛み合わせに問題がないようでしたら、第1期治療のみで終了することもあります。早めに第1期治療を開始しておけば、将来大掛かりな治療が必要になる可能性も低くなります。
■永久歯から行う第2期治療。
第1期治療は土台を整える治療だったのに対し、第2期治療では歯並びや噛み合わせの改善を行います。第2期治療は永久歯に生え変わり、顎の成長が止まった頃から始めます。目安は12歳、13歳頃から始めます。
第2期治療では歯の1本1本にブラケットを付けてワイヤーで固定し、歯を動かします。第1期治療よりも細かな調整をして、綺麗な歯並びに仕上げます。
第1期治療を行わなかった場合、第2期治療から矯正を始めると、抜歯が必要になることもあります。治療期間の目安は1年半から2年半ほどになりますが、進行状況によって変わってきます。
■矯正による痛み。
第1期治療では顎の骨や骨格を整える為の矯正となります。第1期治療で行う治療の中に床矯正がありますが、床矯正で使う装置は自分でも取り外せる装置が多くなります。ですので、痛みが出たら、我慢せずに取り外すことが可能です。
第2期治療ではブラケットで歯を1本1本固定しますので、取り外しは出来ません。痛みや違和感を感じることもありますが、我慢出来ない場合は歯医者さんに相談しましょう。
子供の歯並びが気になるようでしたら、1度歯医者さんで診てもらいましょう。一人一人の子に合った治療法を提案してくれます。
また、矯正治療は基本的に自費診療となりますので、費用面なども最初に歯医者さんで確認しておきましょう。