電動歯ブラシ|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月21日
電動歯ブラシは手動の歯ブラシに比べて、汚れが落ちそうといったイメージがあります。電動歯ブラシは細かく振動することによって、歯に付着した歯垢を落としてくれます。
歯に付いた汚れを落とすだけでなく、歯茎をマッサージしたり唾液の量が増えたり、様々なメリットのある電動歯ブラシですが、子供に使っても問題はないのでしょうか。
■電動歯ブラシを子供に勧めない理由。
電動歯ブラシはゴシゴシと歯ブラシを動かすのではなく、歯茎に対して斜めに当てて、45度の角度で磨いていきます。小さい子供では上手に扱いきれなかったり、振動を抑制する力が弱いと、口の中を傷付けてしまう恐れがあります。
また、子供のうちにブラッシングによる歯磨きの習慣を身に付けておくべきなのですが、電動歯ブラシだけ使っていれば、ブラッシングが身に付きません。
しかし、電動歯ブラシはデメリットばかりではありません。元々歯磨き嫌いだった子が電動歯ブラシを使うことで、面白がって歯磨きするようになったりもしているのです。電動歯ブラシを正しく扱うことが出来れば、虫歯予防にも高い効果を発揮する心強いアイテムなのです。
■子供の電動歯ブラシの選び方。
子供が使う電動歯ブラシには、必ず子供用の電動歯ブラシを選びましょう。子供用は大人用と比べて、ブラシの大きさや硬さ、振動の強さなども変わってきます。
子供の歯はは大人と比べてエナメル質も薄いので、電動歯ブラシによって傷付いてしまうかもしれません。子供用の電動歯ブラシは子供が使ってもいいように配慮されているので、安心して使えます。
■子供が電動歯ブラシを使う時の注意点。
子供があまりにも小さいうちは電動歯ブラシを上手く使いこなせませんので、小学生以上の年齢になってから使うようにしましょう。
電動歯ブラシは強く押し当てると、歯茎を傷めてしまいますので、軽くあてるのが基本です。歯と歯茎の境目は斜め45度にあてて優しく磨くようにします。
歯ブラシが開いてしまったら、使い続けても汚れが綺麗に落ちません。ブラシはこまめに交換しましょう。
電動歯ブラシを使う際は、歯磨き粉選びにも注意が必要です。研磨剤が多く含まれた歯磨き粉を使うと、振動によって磨く回数が多くなる分、歯の表面を傷付けてしまうことがあります。
また、発泡剤を含む歯磨き粉も、振動によって口の中が泡だらけになってしまいます。
電動歯ブラシを使う時は、飛び散りにくいジェル状の歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
電動歯ブラシにもメリットとデメリットがあります。通常のブラッシングでも電動歯ブラシでも正しくケアすることが出来れば、自分に適した方法で歯磨きして構いません。ですが、落としきれていない汚れが残っている場合もありますので、歯医者さんでも定期的にチェックしてもらいましょう。