赤ちゃんの歯の生え方|みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック|神戸市東灘区御影・住吉の歯医者|ブログ
2017年09月14日
赤ちゃんの歯が生え始めてきたら、どのようにケアをすべきなのか、最初はわからないこともありますよね。ですが、生え始めの赤ちゃんの歯というのは、とてもデリケートで虫歯にもなりやすいのです。赤ちゃんの歯の生え方と正しいケアの仕方を知って、赤ちゃんの歯を虫歯から守ってあげましょう。
■赤ちゃんの歯の生え方。
赤ちゃんは生後3~9ヶ月に最初の歯が生えてきます。一般的に下の前歯から生え始めます。よだれの量が増えてくると、これが歯の生え始めるサインになります。また、歯の生え初めには痛みやむず痒さを感じる事があり、これが原因で泣いたりぐずったりする、いわゆる歯ぐずりが始まったりします。
生後9~16ヶ月には離乳や断乳の時期を迎えますが、この頃になると上下の前歯も生え揃います。
生後16~22ヶ月になると奥歯が生え始め、24ヶ月から30ヶ月で全部の歯が生え揃います。
■歯医者に行くべきケース。
歯が生える時期は個人差もありますので、多少歯が生えるのが遅くても、急いで歯医者に行く必要はありません。ですが、1歳3ヶ月を過ぎても歯の生える兆候が全く見えないようであれば、歯医者さんで診てもらいましょう。何か先天的な理由があるかもしれません。
赤ちゃんの歯には白い歯石がつく事もあります。これは放置しておいても虫歯などになる事はありませんので、歯が全部生え揃う時期まで気にしなくても大丈夫です。
エナメル質形成不全と言って、生えてきた歯が黄色かったり、茶色かったすることがあります。通常はエナメル質で歯がコーティングされているのですが、コーティングが弱く、虫歯になりやすい状態となっています。こういった歯が生えてきたときは、歯医者さんで診てもらいます。
歯の形で気になるのが癒合歯ではないでしょうか。癒合歯は歯と歯がくっついており、特に下の歯に多く見られます。ですが、乳歯の段階ではさほど気にする状態ではありませんので、永久歯に生え変わるときに歯医者で診てもらえばいいでしょう。
ごく稀に、生まれた時から歯の生えている赤ちゃんもいます。先天性歯は歯医者での処置が必要になります。
■赤ちゃんの歯のお掃除方法。
母乳がメインの時期は赤ちゃんの歯のお掃除に、布やガーゼ、お掃除シートなどを使って汚れを拭き取ってあげます。
離乳食に移行する時期になると、歯ブラシを使っての歯磨きをします。赤ちゃん用の毛先が柔らかい歯ブラシを選んで、しっかりケアをしていきましょう。
赤ちゃんの歯が生え始めると、赤ちゃんの歯のお手入れにより気を使わなくてはなりません。その為にも、赤ちゃんの口の中を普段からよく見て、歯の生える状況に合わせてケアをしてあげましょう。
また、親の虫歯菌が子供に感染してしまうこともあります。赤ちゃんに食事を口移しで食べさせたりするのは避け、既に虫歯や歯周病にかかっている人は、赤ちゃんに菌をうつさないよう治療が必要になります。